ぎゅっぎゅっ、な毎日?

『ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記』(http://let-me-pick-you-up.hatenablog.com/)から派生した今現在の我が家の日記です。

産地指定、始まる。

味覚の過敏さの高まり・・・

 

以前どこかでうちの息子には副鼻腔炎(いわゆる蓄膿)にかかりやすい事をお話しさせていただいたかもしれませんが、今年は比較的症状が落ち着いていてあまり発症しない事が増えてきました。

 

それに伴って・・・なのか?逆に味覚に対する意思がはっきりしてきちゃいました(^^;

 

発達障がいのお子さんの場合に良く言われる事ですが、

『メーカー指定/製品指定』

という症状(?)がうちの子にも当てはまります。

 

これまでですと例えば

・納豆

・ヨーグルト

・ゴマ

・牛乳

・りんごジュースやみかんジュース類

 

こうした物は製品指定といって、『この商品じゃなきゃ口にするのが難しい』といったレベルのこだわりがある物があります。特に納豆やヨーグルトは同じメーカーさんであっても別商品になると食べられなかったりするので、売り切れの場合は何件もお店を巡る事もしょっちゅうです(T_T)

 

 

 

が・・・

ここにきて恐れていた事態が・・・(笑)

 

衝撃の

『産地指定』

が始まってしまいました(;一_一)

 

毎朝朝食は鮭のおにぎりを食べていたのですが、いつもはアメリカ産の鮭を調達していたのですがそのお店の仕入れ先が変わったらしくチリ産に変更になった様で、

『まぁ、大丈夫だろう・・・。』

と恐る恐る朝食に出したところ

「これ、いつもの味じゃない・・・。」

と一口目で気付いてしまいました( ̄д ̄)ウワァ・・・

 

実はそれだけではなくてですね、鮭の場合は脂と塩味の少ない尾っぽの部分が好きだという部位指定が既にありまして、更に産地指定・・・となるといつでも入手出来るかどうかが難しくなってきたりします。

 

という事で当面はおにぎりを見合わせて、パンに切替中です。

鮭に復帰する時は産地を混ぜて慣らしていくか、本人の良い点として味覚の鋭敏さをそっと育んでいこうか・・・本人の生きやすさの事も考えて悩み中な我が家です。

 

言葉を紡ぐ事が難しい

本年もよろしくお願いしますm(_ _)m

新しい年があけてもう早くも半月以上過ぎてしまいましたが、皆さまは良いお年をお迎えになられましたでしょうか?

 

我が家ではこの新年はつつがなく家族団らんの時間を過ごす事が出来て何よりでした。

そして早くも学校は始まり、あと2ヶ月ちょっとで進級との事です・・・ホントに月日が経つのは早いですネ(^^;

 

昨年は夏休み後すぐに不登校になってしまいましたので今回は慎重に様子を見守り、息子のSOSを逃さない様にと思っています。

ですので学校へはボチボチ・・・といった感じで登校させていただいています。

 

 

 

書けない・・・

新年あけてすぐに2017年を振り返る記事を書きたいと思っていたのですが、年末年始の忙しさ・・・というよりも心境を言葉に練り上げる事の難しさや辛さに直面しています。

 

昨年は息子が不登校になってしまい、

不登校ぐらい何でもないこと。そういう時だってあるもの。』

と対外的にも自分自身にもそう思い込もうとしていた部分が確かにありました。

 

というのも不登校が始まった頃の息子の精神状態の酷い状態といったら・・・。

毎日朝から晩までずっと一緒に過ごしてみると、成り立たない会話やら不眠やら

『これは学校へ通っていては到底立て直す事は出来ないだろう。』

というのが率直な感想でした。

 

脳内の状態が無茶苦茶。

『これは何としても私の責任で元の状態にまで連れて行かなくちゃいけない。』

 

そうした思いと、

『でも本当にそんな事が出来るのかどうか。』

という不安の日々でした。

 

 

まずは体調面を復調させる事を優先し、手探りで良いと思われる事を全て試し、病院や療育先も新たに探し・・・手あたり次第出来る事を進めていきました。

 

そして体調面が少し上向きになった所で学校や教育委員会といった周辺環境へ改めてアプローチを進めていき、改めてご理解やご協力を仰ぎ、無事不登校の解消へと至ったのでした。

 

ただ、私自身は対外的には強気な姿勢を貫いた分、また息子が学校に戻れる様になって少し力が抜けてしまいました。

 

 

正直、疲れすぎました(笑)

 

 

でもこの経験はいつか必ず記録させていただきたいと思っています。

後々同じような経験をされるかもしれない方の為にも、又、息子が同じような状況に陥った時の為にも必ず書き残さなくちゃいけないと思っていますので。

 

それがいつの日なのかはお示し出来ませんが、いつか書く機会があればお読み頂けると幸いです。

 

 

 

弱点克服の為に

(1)「嫌だ。」とか「やりたくない。」といった事を言える様に。

「イヤだ。」これだけだと周りの人からみれば単なるわがままにしか見えないのですが、本人には本人なりの理由があるんですよね。それをきちんと私以外の他人にわかってもらえる様に伝えるスキルをつけてやりたいのです。

 

例えば苗の摘心はその植物の為に行う事ですが、わかっていてもハサミで刈り込む事が息子には辛かったりします。

なのでこうした場合は例えば『髪の毛を切るのと同じだよ』とか『切った方と切らなかった方を比べてみる』といった本人の理解を深める様な働きかけをしていくと良いのかも?と周囲の人に気付いてもらえる様になれればいいなと思うんです。

 

 

別の例ですが、スーパーに買い物に行った際に店内に通りたくない場所がある時があります。それば魚の3枚おろしの方法を写真付きで説明してあるポスターがある場合なんかです。

ずっとその理由がわからなかった頃はわがままに振り回される思いしかなくて・・・『こちらの思いにも気付いてほしいなぁ』と率直に思ったりもしました。*1が、もし

「魚が可哀想だから前を通りたくない。」

と言葉にする事が出来れば、聞いた人の中には納得してくれる方もいるんじゃないかなと思うんです。

 

こうした感情言語化し、対外的に伝えていく練習こそが不登校などのSOSの発信に繋がると思いますので、SOSの発信能力を高める為にも今年からは一層意識して訓練してやりたいなと思っています。

 

 

 

(2)『早い者勝ち』がある中でも混乱せずに順番を待つ

順番待ちについては4歳頃にある工夫をして理解を深めた事がありました。

それで出来る様になったと思っていたのですが、『早い者勝ち』というルールがある場合や大勢すぎて肌身の接触が多くなった場合には混乱がおきる様なのです。

 

順番待ちについてもまた改めて取り組んでいきたいなと思います。

 

 

 (3)やっぱり・・・反語がわかっていなかった

これは自閉症の方には本当によくある”あるある”なのですが、ウチの子もやっぱり

「大丈夫?」

とか、

「寒くない?」

といった口頭での疑問の会話の意味がずっとわかっていなかった様です。

 

だから

「大丈夫?」

と聞かれても、

「大丈夫!(に決まっているよね。)」

といった様な、息子を言いくるめる様な言われ方だと感じていたらしく、大丈夫じゃなくても反論しにくい気持ちになっていたらしいのです。

 

同じ様に

「寒くない?」

と聞かれても

『えーーー、寒いのになんで勝手に”寒くない!”って言い切るんだよ・・・!!』

と思っても中々言い出せなくてモジモジしていたそうです(笑)

 

会話のイントネーションに気付かせていく様に教えていきたいなと思います。

 

 

 

又、上記と類似事項かなと思いますが比喩的な表現で、例えば

”口をきく”と書かれてあった場合

→聞く/利く

という同音異義語の違いにまだ気付けていない部分があって

「口では聞けないョ・・・。」

と困っていた事がありました。

 

今年は去年から取り組んでいる同音異義語への理解を一層深めてやりたいです(^-^;

 

 

 

 (4)学校以外の価値観にも目を向ける

そして最後に今年一番頑張りたいのがこの目標です。

 

今いるコミュニティが全てではなく、新しい事に挑戦してどんどん外へと向けてやりたいなと思っています。

そう、学校よりもっともっと外へ・・・。

 

例えば息子の好きな恐竜やら絶滅動物やら天体やらといった学問はおそらく義務教育の過程では学べないでしょう。でも息子はどうやら学校でそうした事が学べると期待していた分失望感が大きい様です。

 

ごく最近わかった事なのですが、旧版の絶滅動物の図鑑を読んでいた時、いつも息子は下記のページで手が止まるのです。

 

今は”パラケラテリウム”という名前に統一されたキリンの様なサイの様な生物が今から約3000万年程前にいたそうです。でも過去の研究で、それまで”インドリコテリウム”(↓の左上の赤丸)や”バルキテリウム”といった別の生き物として分けられていた動物が全てパラケラテリウム(↓の下段の赤丸)という名前に統一されたそうなんですね。

息子はそれがどうしても納得いかなくて、この絵を見る限り首の長さや大きさが全然違うのにどうして同種とされたのか・・・知りたくても理由がわからなくて困っていた様です。

 

そしてそれを私にうまく説明出来なくて、仕方なく何度もこのページを一緒に見る様に催促していた様なんです。

そんな事も推し量ってやる事が出来ず、今までは

「同種になったらしいよ。」

とだけ伝えておりました。

・・・息子が何に疑問を持っていたのかをうまく拾い上げてやれずにこれまで過ごしてきてしまった様です。f:id:let-me-pick-you-up:20180118192000j:plain

(『ニューワイド 学研の図鑑 大昔の動物』2010年4月28日 第4刷発行 発行所:学研教育出版 P.95より)※典拠元の明記漏れにて後日上記に図鑑の名称等を追記しました。お読み下さった方にははっきりした情報元をご提示できなくて申し訳ございませんでした。

 

 

でもつい先日少しゆっくりとした時間の中でまたこの本を手に取る事があり、

「インドリコテリウムとパラケラテリウムは全然違う。」

とこの絵を指差して絶対に食い下がらない事がありました。

 

その時ようやく・・・私が気付けました。

「あ、もしかしてこの絵ではこの2体は全然違うのにどうして同じ名前になったのかがわからないって事を言いたいの!?」

と息子に聞くと

「うん、そう!」

と。

 

 

↓ちなみにウィキペディアさんで調べさせていただくと

パラケラテリウム - Wikipedia

こちらのページでは・・・

つまり”性的二型”(性差により見た目や形状が異なること)の差では?という説が今では主流の様子。現在では復元イラストも統一されているそうなんです。

 

こうした事を早速息子に伝えるとともに、学校では絶滅動物は学べなくても性的二型の概念といった一般的な知識を学んでいけたらいいのかなと何となくこの時思いました。

わからない事は積極的に自分で調べていく方法を教えていきたいなと思います(*^^*)

 

 

 

 

 

長々とすみません。

今年の我が家の目標でしたm(_ _)m

 

*1:その当時は本当に理由がわからなくて『???』という気持ちしかありませんでしたが、息子の目を追ううちに『あぁ、あれかな・・・。』という気付きに変わっていきました。

 

そして息子の言葉が発達した5歳頃に

「魚が切られてて可哀想だから通りたくないんでしょ?」

と聞いてみたんです。すると

「よくわかるね、そうだよ。」

と返事がありました。

 

1~2歳の頃にスーパーで大泣きされて困った一つにはこうした理由があったのかな?と今では懐かしく思います。

明けましておめでとうございます。

昨年も諸事情によりバタバタとしてしまってメインもこちらのブログも全然更新が出来なかったのですが、我が家の近況としては少しづつ上向きになってきました。

 

詳細はまだ述べる事は出来ませんが、あの後学校に多くの配慮をいただける様になり、息子はまた学校に通える様になりました。

ただそれも体調面をうかがいながら少しづつ様子をみつつという状態です。

 

一度崩してしまった脳内の状態というのはなかなか戻す事が難しいのだろうというのが感想です。

こうした事って成長の波もあるでしょうし、全てをひっくるめて一概に悪い状態とも言い切れない様に思いますが、家族としては今は焦らず穏やかに見守る事が第一かなと考えています。

 

こんな我が家の凸凹成長ブログですが、

「こんな事もあるんだなぁ。」

と読んだ方に感じていただければいいなと思って書き続けております。

 

今後も細々とではありますが、また今年も少しづつ続けていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

それでは、

新しい年が皆さまにとって幸多き一年となります様に。

公開テストを受けてみた事

公開テストにチャレンジ

不登校にあった小学一年生の息子。

ある日、新聞を見て『公開テストを受けてみよう』という事になりました。

 

私もちょうどいいなと思ってすぐに申し込みました。というのも、息子自身の実力を自分で確認させてやりたかったのです。

 

息子には学校に行けなくなった事で学力に対する不安を抱えていた様子がありました。

そんな自信を失った息子に、私や夫がそばで支えてやらなくても自分で解決出来る力が備わってきている事を実感してもらいたかったのです。

 

 

 

当日はもちろん子ども達だけで会場に入り、無事国語と算数を受けられました。

 

で、結果ですが数日後にWebで確認できるという事だったので早速みましたら、国語は平均的な偏差値よりわずかに上回り、算数はちょうどみなさんの平均の偏差値と同じ数値でした。

 

という事で意外でしたが算数よりも国語の方が得意な様です(笑)

というよりも・・・問題を見て思いましたが、算数って計算問題よりも文章問題の方が圧倒的に多く・・・すなわち算数も読解力(=国語力)が必要だという事を今更確認しました(^^;(笑)

 

 

どうでしょう、私個人的な感想ではごく一般の公立の小学校ではあまり触れない様な問題が多かったので難易度としては少しだけ高めなのかな?とも思えましたが落ち着いて良く考えれば解ける問題が多く、難易度以上に良問が多く良い経験になったと思いました。

 

 

 

息子の苦手な部分とは?

例えば国語の長文ですが、イラストが一切ない物語を読んで誰の言葉か?(気持ちか?)といった事を考える問題がありました。

 

息子は速読タイプで言葉通りにサラッと読む傾向にあります。こうしたタイプは評論文や説明文には強いのかな?と思いますが、テストに出た様な物語タイプの文章はシーンや人物の動きを想像しながら読まなくちゃいけなくて、そうした点がどうやら苦手な事がはっきりわかりました。

 

そこで帰宅して一緒にその問題文を読み、↓の様なイラストをその場で描いて見せてみました。

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それは人間の男の子になりすましたたぬきの子とえっちゃんという女の子のやり取りのシーンでした。

 

イラストにすればこれだけのシーンなのですが、会話文を追うのがどうやら苦手なので、誰の発言なのか?を想像しながら読んでみるといいよと教えてみました。

 

 

 

 

実は今回のテストでは更に長めの物語文がもう一つありました。

こちらもイラストなしだったのですが、内容的にはこちらの方が息子には取り組みやすかった様です。というのも題材がクマの子の冒険物語だったので、人間の女の子が主人公であった前文よりは感情移入がしやすかった様です。

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クマの子が川の始まりを探しに行く冒険を始めようとする瞬間の内容で、そのクマの子の友達である水車が危険な冒険を思って悲しみの涙を流すシーンでした。

 

こちらもサッとイラストを描くと

「ごっとん(水車)泣いてるね。ボクもこんなのを想像したよ。」

と言っていましたね。

 

 

うちの子の場合この様に国語の読解力には・・・好きかどうか?という要素が大きい様です。

 

 

 

算数も低学年のうちにこうしたイメージが持てるようになると、勉強だけでなく友達や先生との会話でも役に立つイメージ操作力がつくんじゃないかな?とまた一つ課題が見えてきた気がしました。

 

 

そして一番の収穫は、

「ボク、もっと頑張りたい。」

という意識が芽生えてきた事です。

 

学校の勉強よりももっと難しくて楽しい問題が学校の外にはたくさんある事に気付いた様で、ちょっと勉強への取り組み方が物の見方が変わってきた様です。

 

『ピンチはチャンス』とは少し違うかもしれませんが、良問は子どもを成長させてくれるなぁと感じた一件でした。

 

 

 

一難去ってまた一難・・・(入眠時に足がビクビクする件)

小1息子の件ですが、登校出来る日が増えて少し安堵出来るかと思った矢先の出来事です。

 

学校自体はとても楽しく過ごせている様ですが、夜間の看過できない息子の不安な体の動きに戸惑いを隠しきれないのです。

 

まだ数日の事ですが、寝入ってすぐに両足をビクビクビクビクと揺らす様な動きが始まってしまいました。

 

 

不随意運動、ミオクローヌス、ジャーキングてんかん等々・・・

こうして咄嗟に思いついた言葉の中には不安なものも・・・

 

良く知られた事なのですが、発達障がいの方にはてんかんを併発する方が多いそうなんです。息子の場合今までそうした動きがあまりなかったので(見過ごしてきただけなのかもしれませんが)、不安な思いはありつつも脳波の検査などはしてきませんでした。

 

 

とりあえず主治医の指示を仰ぎたいとは思いますが、夜中の不安な動きだった為ネットを色々と調べてみると『周期性四肢運動障害』という言葉が浮かび上がってきました。

 

こちらは日中に起こると『むずむず脚症候群( Wikipedia)』という症状と表裏一体の症状なのだそうですが、どうもWiki等複数のHPによれば鉄分不足による脳内でドーパミンの合成異常という説が有力らしいのです・・・。

 

正直

『またドーパミンかぁ・・・それに鉄分不足・・・いかにもさもありなん。』

と思いました。

 

というのもこの子は1歳代で鉄分不足を指摘された事が↓あったのです。

let-me-pick-you-up.hatenablog.com

 

あの時の先生は非常に怖い印象でしたが、あの時していただいた検査は本当にとても意味があったのかもしれないと今更思ったりしています(^^;

 

 

 

という事で、登校による疲れや良い意味でのストレスに加え、栄養の不足が大いに関係しているかも?といった点を心に留めながら食生活を見直したいとおもいます。

 

とりあえず最近作っていなかったロールケーキを早速焼こうと思います(`・ω・´)ゞビシッ!!

家庭での学び3(手先を動かす。手と目を使う事。)

学校をお休みしていた間は教科書などを読み進めたりなどもしたのですが、取り組めそうな課題をしてみる事にしていました。

 

例えば大きく体を動かす運動としては

・家庭用のトランポリン

・うんてい

・鉄棒

・自転車

・野球のバッティング

短距離走中距離走

・すもう

・手押し車

などなどです。

ごく最近の事ですが、また作業療法に通える事になりまして、そこで見せていただいた課題点なんかも取り入れて進めています。

 

 

で、実は今一番の課題は

『手先に力が入らない事かなぁ・・・』

と思っていたのです。

 

というのも春先から鉛筆の練習をしていく中で、どうやら手首までは力が流れていく様子を感じ取れる様になってきたかな???と思うのですが、どうも指先に力が入らない・・・んですよねぇ(T_T)

 

 

そこで指先を使う遊びを色々と取り入れてみました。

例えば↓

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板にクギを打ち付けて輪ゴムで好きな形を作って遊んでみたり(細かい作業なので取り外すのが難しい部分は編み棒を使って取り外すなどの工夫を自分で考えて進めていました)、

 

 ↓最近の動物熱を利用して

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ごくごく小さなブロックを組み立てる作業を何日かに分けて取り組んでみたりです。

 

他にもLaQ(パチッとはめ込むスタイルのブロック遊び)やRONDI(柔らかいブロック)なんかでも遊んでみたりしています。

だけどブロックっていうのは具体的に何か作りたい物がないとやる気が出ないみたいです。だからいつも作り方が載っている物しか作れません(T_T)

 

そんな訳で近頃の息子君、想像力を表現する道具としては以前マインクラフトというゲームの世界でブロック遊びをしていますとお話しさせていただいたかと思いますが、

let-me-pick-you-up-d.hatenablog.com

 

実は最近はそれに加えてイラストを描くようになってきました。

自分の脳の中に浮かんだストーリーなんかを棒人間でササッと描いて、自分が今どんな想像をしているのかを私や夫に伝えようとしてくれます。

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UPするには少し色が薄かったので補正しました。ですので現物とは少し色合いが違うのですが、黄色の人物が赤で囲んだモンスターと戦っている絵だそうです。色々な武器を準備して戦っている様子を私たちに伝えたかった様でした。うん、他人に気持ちが向いてきた様な気がしています。

 

 

あとは好きなイラストを切り抜いたりですとか、↓の様なクラフト遊びの一環としてハサミを取り入れています。

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こんな事が果たして学校に戻った時に役立つのか・・・どうかはわかりませんが、私はこの子が抱える課題を一つ一つクリアにしていけたらいいなという思いで家庭療育を行っております。

 

 

しかし不思議な事ですが、あれだけ日々多弁な息子ですが、こうした作業中は全く無言なんです(笑)集中している時は口をとがらせる癖があるのですが、口をとがらせながら一生懸命作業に取り組んでおります。

 

 

メモノート

不登校が続いていた息子ですが、少しづつですが学校に通い始めました。

といってもまた元の木阿弥・・・となる可能性だってまだまだございますのであまり楽観視してはおりません。

 

ただまぁ、転んでもただでは起きぬと申しますか・・・

・色々な働きかけをする中でまた新たな課題が見つけられた事

・こうした間にも少しづつ成長している息子に気付いてやれた事

こうした事が次へのステップに繋がるといいなと思っています。

 

 

息子のメモノート

学校にまた行くようになったら少しづつ始めようと思っていたのがメモノートです。

つまりメモをとる習慣を今のうちに少しづつ身につけておいて欲しいな~と思って、前々から導入したいなと思っていました。

 

↓国語で句読点(特に『、読点』の使い方)がよくわからない様なので教えてもらいたい事をメモに書いてみる様に提案してみました。

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学校に行けば強い刺激にさらされて、家庭で浮かんだ疑問などを思い出したり質問する事が難しいのかも?と思って提案してみたのでした。

 

明日も学校に行く気持ちの様なので、うまく質問出来るといいな。

(何も言わずにいきなり学校に学用品以外の物を持ち込んではダメだと思いますので後で連絡帳に書いておかなくちゃ。)

 

 

私の場合

私は診断された訳ではないのですが、昔からどうやらADHD気味な所がありました。

やらなくちゃいけない事が頭の中にたくさんある割に目の前にある事に集中力を奪われて、やるべき事を忘れてしまうのです。

 

これで毎日の様に困るのが・・・そう、お買い物なんです。

 

ゴミ袋を買いに行ったのに、お野菜だのお肉だのとあれこれ見てまわるうちに肝心のゴミ袋を買い忘れて帰ってくる事もしばしば(^^;

 

でもそうした事も常に

『やる事リスト』

で一日の行動を自分で管理できる様になってからは随分改善されたんですね。

 

だからきっと息子も同じ様な部分がある今のうちにこうした習慣を身につけてやりたいなと思った次第です。

 

 

 

でも、私の時代だけかもしれませんが、学校でこうしたメモ帳を使う事やメモをとる事自体、あまり褒められた行為ではなかった頃でした。

 

学級委員ですとか委員会活動にこっそりメモ帳を持ち込んで使っていたのですが、咎められた事はなかったのですが冷たい視線を感じた様な気配がして辞めてしまった経緯があります。

 

ですから高校生の頃はもう大変でした・・・

毎日毎日忘れてはいけない事だらけで、メモ帳代わりにこっそり手のひらにメモ書きして手が文字で埋め尽くされた日々でした。

 

そうした苦難の日々から開放してくれたのは意外かもしれませんが、就労してからでした。システムエンジニアをしていた頃、会議などに出ては細かくノートに記録を取る私の態度を見て当時の上司が

「丁寧でいいね。」

と軽い感じで伝えてくれた事がありました。

そしてこの上司は当時はまだまだ駆け出しだったにも関わらずこんな私に議事録役を任せてくれる様になりました。*1

 

こうした事が記録を残す大切さを肯定してくれている様に感じられ、

 『メモ、とって良かったんだなぁ・・・。』

って心底安心した記憶があります。

 

 

 

だからもし、学生時代のあの時の先生が

「メモをとってえらいね!」

と肯定して応援してくれたら、もっと早くに楽になれていたかもしれないな・・・

なんて思う事が今でもあります。

 

 

ですからもしこうした子どもを見かけた先生や子ども達に関わるお仕事をされている方、それに子どもだけでなく職場の上役の方ですとかコーチ業をされている方などにお願いしたいのですが、もしメモをとる子やそうした人を見かけたら

「いいネ。」

と温かく後押ししてもらえるとありがたいなと思います。

 

 

*1:議事録の作成は顧客や出席者全員に会議内容をオーソライズさせる為に中々重要な役割で、毎週関係者が出席する会議の度に作成しなくちゃいけないというちょっと面倒な作業でした。