日本語独特の混乱とその解消
知る楽しみ
↑大仰なタイトルにしてしまいましたが、何のことはありません(笑)
単に息子が”てにをは”だとか”がはもを”といった助詞の使い方や聞き分けが苦手だという事のご紹介なのです(^^;)
うちの子は聞き取りが苦手な部分がありまして、それはもちろんもっと幼少の頃からわかっていた事ですのでずっと継続して本人の気付きに繋がる支援をしてきました。
例えば語順への理解に弱い所があり、
「うさぎをかめが追いかける」
は何故か理解出来ている様子なのに、反対の
「かめがうさぎを追いかける」という語順だと同じ意味なのにわからなくなるというちょっと変わった独特の言語理解をしている様子がありました。
こうした事への支援については実体験などを通じて気付きにつながる様にと促してきましたが、あえて息子の弱点に気付きつつも教えなかった事がいくつかありました。
それは
「え/へ」
「わ/は」
「お/を」
の使い分けなんです。
耳だけの情報だと同じ音に聞こえてしまうので、きっと息子は大きな混乱の中にいるのだろうと日々想像出来てはいたのですが、この点はあえて教えませんでした。
それは・・・
『学校で知る楽しみを残しておこう!』
と思ったからです。
そしてその日がやってきました(笑)
学校から帰るなり目をキラキラさせて
「お母さん、”お”は”を”もあるんだよ!”え”も”わ”も同じ音だけど使い分けなきゃいけないんだよ!!」
と楽しそうに学校で教わった事を私に話していました。
今まで自分が気になっていた事を教えてもらえてとても楽しそうな様子がうかがえます。
学校に行けてよかったネ。
それ以来家庭では事あるごとにこの話をするものですから、近くにあったホワイトボードで問題を出したりして遊んでいます(*^^*)
うちは高機能自閉症といわれるタイプの子で言葉が流暢ではないのが特徴なのですが、全く言葉が伸びないという訳ではないのです。こうして学校で丁寧に教えて頂ける国語の内容からも日々言葉が伸びている事がはっきり感じられる毎日を過ごしています。