ぎゅっぎゅっ、な毎日?

『ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記』(http://let-me-pick-you-up.hatenablog.com/)から派生した今現在の我が家の日記です。

怒るのや~めた(^^;)

親の勘

夏休み中なのでメインブログもこちらのブログもほとんど手が付けられない状況ですが、宿題に関する思いを少しだけ更新させて下さい。

 

小学校に入れば夏休みの宿題がある事は覚悟の上だったのですが、手先の不器用さなどが原因で初年度からかなり苦戦中の我が家です。

 

もうすぐ夏休みが終わろうとしていますが、、、まだ結構残っちゃっています(^^;)おかしいなぁ・・・毎日手を付けているはずなのに(>_<)

 

あくまでも私個人の感想ですが、

息子には宿題の内容が難しい・・・というよりも物量の問題かな?と感じています。

 

たくさんの字を書くのが辛い。

何度も何度も同じ字ばかりを反復練習しなくてはいけない苦しさから逃れようと朝から一日のらりくらりとイヤイヤながらに宿題にとりかかり、少し進んでは疲れて違う事に逃げ出してしまう。

逃げられない様に取り囲むと・・・ちょっとした指摘でさえも自分の手で頭や胸を殴打。いわゆる自傷行為に出てしまいます。

 

・・・なんと人生で無駄な時間を過ごしている事か。

 

今まで何年もかけて極力𠮟りつけず本人が言葉に出来ない感覚を出来るだけ汲み取って本人が納得する方法で解決する様に進めてきた家庭療育の成果があっという間に崩れようとしています。

 

先生が一生懸命出して下さった宿題を軽んじる訳では決してないですが、夏休みの宿題が進まないからといって自傷行為するまでに子どもを追い込むのは・・・違うなぁ・・・なんて。我ながら情けない日々を過ごしています。

 

だから、もう覚悟を決めました。

 

子どもに「宿題しなさい」と𠮟りつけるのはやめて、もし万一宿題の提出期限に間に合わなければ先生には私が謝ろうと。

 

何時間も付き合わなくてはいけない苦しさ故に私自身もついつい強い口調で𠮟りつけてしまいます。それを辞められない自分の未熟さについてはただただ反省するしかないのですが、

一方で宿題の内容そのものも量が多い事が苦手で本当に出来ない訳じゃない・・・と考えてしまう事そのものが甘えた考えなんでしょうかね・・・。

どんなに言い訳をしようと、今回の場合はやっぱり言い換えれば”怠慢”・・・になっちゃいますよね(>_<)

 

字を綺麗に書くのは確かに大切です。

”ね”が”わ”に見えるならもちろん直さなくちゃいけないでしょう。

”かって”が”かつて”に見えるなら、これもまだまだ練習が必要でしょうね。

 

でもそうじゃないなら・・・

本人が”あ”と思って書いた字を相手が”あ”と読めるなら、もうそれでいいんじゃないかな。字を綺麗に美しく書く事は書写の時間だけでいい・・・ですよね。

少なくとも、将来大学入試などで×にされない程度に書けているなら、それでいいんじゃないかなと。

 

今の時代はPCもありますし、タブレット導入への理解も進みつつあります。字だってコミュニケーションツールの1つな訳ですから、シーンによっては別の手段を選んだって良いと思うんです。

スキルとして字が書けることとは別に、たくさん文章を綴らなくてはいけない場面では自書に代わる方法で自分の考えを明確に表明出来る様な手段を身につけておく事も、手先が不器用な息子にとっては学校を卒業したその更に先にある将来を見据えていく上でこの子自身の身を助ける大切なスキルとなり得るでしょう。

 

学校ではまだそうしたツールを教材として導入しているところも少ないでしょうし、親の責任で教えていかなくてはと思っています。

 

だから尚更今は書字や宿題だけにとらわれず、

・夏休みにしか出来ない野山や自然に触れたり

・プールで自分の限界や体の動きを確かめたり

・自分の興味を通じて何かに疑問を感じたりその謎を自分で追究してみようと試みる事の方が大事なんじゃないかな?と思うんです。

 

つまり

『字で表現したい事って何?』

という事なんです。

 

大切なのは、

・他人に伝えたいと思う様な感情や経験をし、

・そうした自分の心に浮かんだ気持ちや考えをきちんと掴み取る事が出来たかな?

だと思うんです。

きっとそちらを育てる方が大事なんじゃないかなって。

それがこの子の成長を見守る中でずっと一貫して感じてきた事ですから。

 

そうした事をきちんと掴めたなら、共感を求める気持ちから自ずとそれを他人に伝える手段を探そうとするでしょう。

それが言葉であったり書字や絵といった方法で表出されていくというのが自然な流れなのかなと。

 

 

だから、これまでに息子と接してきた親の勘を信じてみようと思い、宿題ごときでガミガミ言うのは辞めようと決めました。

今は息子本人が望む事をもっと経験させてやりたいと思いますので。

宿題が出来ないからといって、ダメな子ではないと思います。

むしろ記憶力や考察力、好きな事への追求心といったこの子の良い点は宿題や学校教育ではなかなか評価しにくい点かもしれません。

そういった点を曲げずに見守る事も親の役目だと思っています。

 

 

夏休みが終わるころには宿題よりももっともっと大切な事を習得出来ていたらいいなぁ。

もうね、腹をくくってからというもの、

↓いろんなところへ連れまわしています(笑)

 

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野山の小さな生き物に目を傾けてみたり、

 

 

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 SLの運転席を見ては

「レバーって少ないんだね、どうやって運転するんだろう!?」

「石炭を入れるところは運転席のすぐ横なんだね、熱そう(>_<)」

「どうして運転席の反対にもう一つ席があるんだろう?」

なんて構造から色々な事を想像したり疑問に思ってみる事って大事だな、なんて宿題をサボらせながら小1の夏を過ごさせています。

 

 

さて、あと少しですから、一応諦めずに宿題に対して親子で最大限努力してみます。