地球の事、宇宙の事
やっぱり聴覚過敏でした・・・
ご心配をお掛けしているかもしれませんので少しだけ近況をお話しさせて下さい<(_ _)>
聴覚などの感覚的な苦痛に耐えかねて不登校ぎみになってしまったうちの子ですが、今は少し落ち着きを取り戻し、遅刻しながらも学校へ向かう様に戻りつつあります。
勉強がしたくて小学生になるのを楽しみにしていた子なのに、聴覚の過敏さに対して私の準備が足りなかった様に思います。
ノイズキャンセリングイヤホンやヘッドホンといったツールの導入を前向きに検討していかなくては・・・。
※もちろんこうした結果に至った原因は聴覚過敏だけではないので、また最初から一つ一つ対応していきたいと思っています。
自然や生き物への理解を深める
さて、そんな訳で休む日が増えたのですが、休みは心のリフレッシュの為に使いました。
ある一日は自然史博物館へ赴いてたくさんの命の軌跡を一緒に見て回りました。
息子が一番感じ入ったのはやはりこのクジラの標本でした。
奥が「ナガスケ」(ナガスクジラの標本)で、
手前が「マッコ」(マッコウクジラの標本)です。
それぞれに愛称があり、この館のシンボル的存在なんですね。
大きく、そして流れる様に美しい骨。このクジラ達が一生懸命生き抜いた証の様に感じます。
ただ、この美しい骨を取り出す為には大変なご苦労があった様で、その大きさ故に薬品などで処理する事が難しかったそうです。そこでクジラ達を土に埋めて微生物に分解してもらった、との事でした。
そうした説明文を読みながら
「お母さん、ナガスケは分解するのに7年もかかったみたいだよ。」
とか
「マッコは3年かな?」
と息子は食い入るように読んでいました。
(微生物や分解者といった存在を理解し始めている様子がうかがえました。)
それぞれの視点
とまぁ、上記はどちらかと言えば私の感想です。
息子は私とはまた違った視点でこの2体のクジラを見ていたのでそちらを記録させて下さい。
博物館の入り口前にこの標本が展示されているのですが、到着してすぐに『出来るだけクジラ全体が納まるように』、と遠巻きにカメラで撮影している私の横で
「あ、これ、1体は歯クジラなんだね~。」と息子が言うんです。
私は視力が弱いからか、出来るだけ全体を見ようとしてしまいがちですが、
でもその横で息子が一番最初に気になったのは↓
こんな風に手前の「マッコ」に歯がある事だったのです。
(奥の「ナガスケ」はヒゲクジラの仲間なのでマッコの様な歯は無いそうです。)
細かい部分に気がつく良い点として伸ばしてやれたらいいな、と改めて思いました。
カッシーニのグランドフィナーレ
そしてこの日は土星探査機『カッシーニ』が土星に突入し、その役目を終える日でした。
帰宅してひと息つき、インターネットでNASAのライブ映像を見た頃には既に突入後だった(T_T)のですが、最後に衛星エンケラドスを見つめながら土星へ降り立ったそうですね。
息子にその事を伝えると
「今度は土星とカッシーニのレプリカを作りたいね。」と言っていました。
息子が宇宙に興味を持ちはじめた頃は太陽系の惑星が特に好きで、その中でも当時は土星が一番好きでした。
私とは
「どの衛星が一番魅力的か?」
とよく議論になる事もあり、ミマス派の息子とエンケラドス派の私であーだこーだと言い合った楽しい記憶があります。
カッシーニとそれを支えた技術者のみなさん、本当にたくさんの発見と素晴らしい旅を見せてくれてありがとう。