家庭での学び
学校はまだ怖い・・・
息子が学校へ足を向けなくなって少し日が経ちました。
その間泣き暮れても仕方がありませんので、学校に代わる施設を探してみたのですが塾などは4年生~というところが多く、フリースクールもまだまだ少数。。。
低学年での不登校は行き場を失ってしまうものなんだな・・・というのが実感です。
こんな事になるなら私学への入学や入学前に就学猶予を検討しておけば良かったかなぁ・・・なんて思う毎日。忙しさ故に向き合えなかったあの時期を悔やむばかりです。
今できる事を。
当の本人ですが、学校には行きたい気持ちはある様です。
ただ、詳細な事情は書けませんが・・・怖いという事の様です。
なのでいつか戻れるように家での学びを進めていく事にしました。
といっても今現在の状況で家で嫌な思いばかりをさせてしまうと息子の行き場はなくなってしまいますので、今まで我が家が行ってきた家庭療育の手法で行っています。
好きな事を通じて学んでいく。
例えば”観察力や考察力”といった事ですが、
これは同じ恐竜図鑑なのですが、版(出版年数)によって内容が異なります。
ある日息子が
「お母さん、見て!ほら、このページ!こっちはユーヘロプスの仲間って書いてあるのに、下の本には書いてないよ!説明書きの所も微妙に違うんだよ!」
と伝えてきました。
そもそもどうしてこの本が2冊あるのか・・・なのですが(笑)公共の図書館や学校の図書室などへ出かけると、大好きなこの本があれば必ずチェックしているそうなんです。
で、そうして眺めているうちに違和感を感じたらしく、
「お母さん、どうしてもこの図鑑が欲しい。」とあまりの必死さに、わざわざ昔の本を探して入手した経緯がありました。
そうして購入した本と、それよりも出版年が新しい図書館から借りた本を見比べて
「ほら、やっぱりボクの思った通りだ、書いてある事が違うんだよ!」
と、今回この様に訴えてきたのでした。
「うんうん、ほんとだね。良く気付いたね。」と伝えた上で、
「(さすがに難易度はもう少し高くはなりますが)そうした版の比較は大学の文学研究なんかではよくやる基本的な手法なんだよね。」
と勉強のやり方や気付き方として正しい事を伝えました。
そして更に1歩踏み込んで考える為に、
「じゃあさ、どうして内容を変えたのか?せっかくだから変えなくちゃいけなくなった理由を考えてみようよ。」と促し、一緒に考察してみる事にしました。
あーでもない~こーでもない~
息子と議論の結果、
”新しい骨などが見つかって、意見が変わったから”
かな?
なんて話に落ち着きました。
・・・私とならこういった考察は出来るんですけれど、学校などで自分の興味の対象外な事については同じことは出来ません。
それが今の息子の現在地、なのでしょうね。
4~5歳までは宇宙好きだった息子ですが、今は恐竜が一番好きな様です。
だから今は好きな恐竜をつかうのが一番本人には導入が楽な様子。
そんな訳でついでにはさみの練習も恐竜で。
(最近どうもはさみのスキルが上達しそうな気配がありまして、少し積極的に取り組んでいます。)
↓これは雨の日のお楽しみ、として雨の日だけ取り入れている遊びですが、
図鑑の好きなページをカラーコピーして、
『草を食べる恐竜のページ』だとか『恐竜バトルのページ』を作って遊んでいます。