ぎゅっぎゅっ、な毎日?

『ぎゅっぎゅっして!ゆっくりがんばる成長日記』(http://let-me-pick-you-up.hatenablog.com/)から派生した今現在の我が家の日記です。

偏食と必要な栄養素―ドーパミンやチロシンについて学ぶ

先日の記事セロトニンについて考察しましたが、以前のブログではこの考察のきっかけとなるドーパミンチロシンについて考えた事がありましたのでその記事を再UPさせて下さい。

こちらの記事は以前のブログからほぼコピーしてきましたのでひょっとすると当時参考にさせて頂いたHPなどは内容が更新されているかもしれませんが・・・都合上当時のままの記事でUPさせて下さい。(ですのでリンクなどは今回は控えております。参照先についてご興味がある方は良かったら探して見に行ってみて下さい。)

という経緯ですのでご参考程度に眺めていただければと思います。

 

 

~ロールケーキを作りながら~
息子が幼稚園に通っていた頃、1週間に2回程度の頻度で私は”ロールケーキ”を作っておりました。
というのも偏食の強い息子が幼稚園へ入園して以降、帰宅するとすぐに

「ロールケーキある?」

とリクエストするので『食べられるものがあって良かったな~』とそれ以外何も考えずに作り続けてきました。


「金曜日だけはバナナシフォンケーキ、それ以外の曜日はロールケーキを食べたい!」という息子のこだわりにも二つ返事でケーキを焼き続けていました。

 

しかしあまりにもリクエストが度重なるので

『ボクが幼稚園に行っている間にお母さんは何をしているんだろう・・・?』

と不安に思うからかな?と思ったりもしました。

帰宅してケーキというアウトプットがあるとわかりやすいですよね。だからこんなリクエストを続けただけなのかも~(^^;

・・・なんて思いながらもホイホイ焼き続けたのです。

 

そんな訳で夏休みは終日一緒に過ごす為、私が手が回らなくてケーキ作りをお休みした後の2学期が始まってすぐに久々のケーキを作ってみた日の事でした。


しかし作りながらふと、先日の急に思いついた仮説(ひょっとして息子の行動はドーパミンが不足しているのでは?)が忘れられなくて、日常の食生活と非日常であった夏休みの食生活を比較してみました。

『夏休みにあまり口に出来なかった食品・・・って何だろう?』と。

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※久しぶりで巻き方失敗してます~(^_^;)(笑)

 

 

 

~普段好んで口にする食べ物~

偏食大王の息子ですが・・・

平日毎日の様に好んで食べる物があります。
<朝食>※下記のどれかを組み合わせて食べています。
(1)ちりめんじゃこ(しらす)+ごま
(2)納豆
(3)焼き鮭
(4)チーズ入りオムレツのサンドイッチ
(5)ピーナツクリームのサンドイッチ
(6)ほうれん草のごまあえ

<おやつ>※(1)(2)は毎日。(3)~(6)は日によります。
(1)ロールケーキ(orシフォンケーキ)
(2)ヨーグルト
(3)オレンジジュース
(4)お魚の形のスナック菓子
(5)ジャガイモ系のスナック菓子
(6)チーズ

<就寝前後の夜食>※ない日もあります。
(1)バナナ(笑)
(2)牛乳 ※夏休み以降です。

※他に、休日のお昼ご飯はラーメンというこだわりがあります。

 

偏っているけれど、結構食べます(笑)
身長体重共にいつもちょうど平均のあたりにいますので、量的には丁度良い程度なのかなと勝手に思っています。

 

ただ、質的には常に気になっていて、よく発達障がいの偏食は

”無理矢理はかえって良くない”

とか

”大きくなれば改善していく”

とは聞くものの、栄養素が偏る事で何か不具合は起こらないのかしら・・・といつも不安を感じています。

 

もちろんビタミンやミネラルといったポピュラーな栄養素については何となく理解しているつもりですが、特に肉体的にも精神的にも健全でいられる為にはその他にどの様な栄養素が特に必要か?といった観点で色々な知識を得たいなと常々思っています。


そこで今回は息子の好きな食品に共通する栄養素で、息子の特性を和らげる効果がありそうな栄養について勉強してみる事にしました。

 

 

~夏休みは食べられなかった食品~

上記の中でこの年の夏休みにあまり摂取出来なかった食品がいくつかありました。*1


ちりめんじゃこ(しらす)、納豆、ほうれん草のごまあえ、チーズ入りオムレツ、ロールケーキ、ヨーグルト、オレンジジュース、バナナ・・・etc。

 

一体夏休み中は何を食べていたのか(笑)という程に普段口にする食材をあまり食べさせられませんでした。

夏休み中息子と一緒に買い物に出かけるのが難しいなと思い、こうした食品を買い忘れる事が多かったのです。特にヨーグルトや納豆は常備しておきたいのですが、そうしたものも満足に準備してやれませんでした。


ところが、こうした夏休みに不足した食品を並べてみると少し共通点が見えてきました。
・乳製品
・発酵食品
・パンや麺類
・ごま

カルシウム不足だったのかな~?と最初は思っていました。
カルシウムが足りないとイライラすると良く聞きますよね(笑)

しかしもう少し調べていくと、チロシンという栄養素にたどり着きました。

 

 

ドーパミンの元、チロシン

チロシンとはアミノ酸の一種だそうです。

(※栄養学とか化学式とか・・・全くの専門外なので間違い等もあるかと思います。すみません、全くご参考にならないかも。。。以下に書きます事はあくまでも私の備忘録として書かせて下さいませ。)


wikipediaチロシンについて調べてみました。

 

通常はチロシンも食品から摂取したフェニルアラニンを元に、体内でも生成されるそうですが、フェニルアラニンが豊富になければならないそうです。(フェニルアラニンは体内では生成されないそうで、食品等から摂取する事になります。)

フェニルアラニン

チロシン

ドーパミンノルアドレナリン(ノルエピネフリン
といった変換をしていくそうなので、神経伝達物質の生成には欠かせない栄養素という事でしょうか。

 

ドーパミンは運動機能やホルモンの調整、学習や意欲に関わる伝達物質だそうで、
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト"e-ヘルスネット"さん(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)の健康用語辞典で『ドパミン』の項目を拝見すると”快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において中心的な役割を果たしている”物質という事です。

又、ノルアドレナリンは前出の"e-ヘルスネット"健康用語辞典『ノルアドレナリン』の項目には、”激しい感情や強い肉体作業などで人体がストレスを感じたときに、交感神経の情報伝達物質として放出され(中略)血圧が上昇したり心拍数が上がったりして、体を活動に適した状態にします。”という事で、主にストレス状況下で出る物質の様です。

 

 今回は特に(当時は)ドーパミンの方が不足している様子の息子ですが、元になるフェニルアラニンは体内で作り出せないのであれば、含有食品を摂取しておく必要がありそうですね。

 

 

という事でアミノ酸等の食品含有量などを調べられるサイトを探すと”フードポケット”さん(http://foodpocket.jp/)というサイトを見つけましたのでそちらで100gあたりの含有量では以下の様なランキングを見てみました。

フェニルアラニンを豊富に含む食品>

1 こむぎたんぱく※生麩や要するにグルテン
2 かつおぶし
3 こうやどうふ
4 きな粉
5 だいず
6 ゼラチン
7 さらしあん
8 リョクトウ
9 ピーナッツ
10 すじこ
11 あまのり
12 チェダーチーズ
13 こむぎはいが
14 ささげ
15 プロセスチーズ
16 あぶらあげ
17 いんげん
18 レバー(牛)
19 あずき
20 エンドウ
・・・etc

 

子ども達が好きそうな食材としては2位のかつおぶしや6位のゼラチン(ゼリーで摂取)15位のプロセスチーズ等でしょうか?(うちの息子もこれらは好きです。)

ただ結構豆類が多く、息子は豆類のキュっという食感やきな粉などは少し苦手かも・・・。

 

では視点を変えて、チロシンを多く含む食品ではどうか?
こちらもフードポケットさんで調べさせていただくと、
チロシンを豊富に含む食品>

1 かつおぶし
2 こむぎたんぱく
3 こうやどうふ
4 チェダーチーズ
5 プロセスチーズ
6 きな粉
7 だいず
8 あまのり
9 すじこ
10 たらこ
11 ピーナッツ
12 クロマグロ
13 キハダマグロ
14 こむぎはいが
15 さらしあん
16 ちりめんじゃこ
17 あぶらあげ
18 かつお
19 シチメンチョウ
20 ごま
・・・etc

 

フェニルアラニンを多く含む食品とかなり類似していますが・・・
マグロ~!おじゃこ!
息子が飛んで喜びそうな食材が入っています(笑)

 

それによくよく眺めていると不思議な事に気付いたのです。ここには記載出来なかった他のランキング食材も含め、チロシンフェニルアラニンを多く含む食品は息子の好物が非常に多いのです。

つくづく息子は本能的にこうした食品を選んで食べていたのかもしれないと思います。

 

それにラーメン(両ランキング上位のこむぎたんぱく含?)やピーナツクリームパンなどを食べると

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自分の頭のてっぺんから足の先までを順に手でなで沿わせながら

「頭から足の先まで栄養が行き渡る感覚がする」

と言うのです。


何かしらそうした栄養を敏感に感じ取っていたのかもしれないですね。

 

成長を支える為には好きな物だけを食べさせる訳にはいきませんが、偏食だからといって好きな物をあえて避けなくても良さそうな気がします。


ちなみに、他にフェニルアラニンを多く含む食品には
ごま、アーモンド、クロマグロキハダマグロ、ちりめんじゃこ、納豆等。

チロシンを多く含むその他の食品には
卵黄、サワラ、納豆、有名な物としてはリンゴやタケノコ、バナナ等もあるそうです。

どちらも共通する食材が多いですが、得手不得手もあるので何とか食べられる物を探してうまく摂取していければ良いなと思いました。

 

 

但しどんな栄養素にも共通して言える事だと思いますが、体に良いと思っても過剰摂取の必要はなく、むしろ悪影響の事もあります。

不思議な事ですが、ドーパミン濃度は高くても低くても多動・不注意の様な状態を引き起こす様です。((公財)東京都医学総合研究所 精神行動医学研究分野 依存性薬物プロジェクトによる『ドーパミン研究』(http://www.igakuken.or.jp/abuse/research/dopamine.html)を参照させていただきました。)

 

すので先日言及したセロトニンにも言える事ですが、過不足ない摂取の仕方が良いですよね。*2

 

 

断乳以来~

メインブログで以前子どもの発達障害に気付くまで 10(生後1歳4か月~)という記事を書きました通り1歳4ヶ月で断乳して以来、息子は食べ物から栄養を摂る様になりました。


それまでは母乳で成長してきたのにそれを食べ物で全て補う必要があるのですから、やはり食べる物はとても大切ですね。食べたものがそのまま子どもになる訳ですから。

 

改めて命を頂く=食べる事に感謝。

 

こうして学ぶ事で食品や栄養素の重要性を改めて理解した様に思います。


夏休み中に泣きながら『ボクの幸せになれる事を探してよ!』と訴えた事や多動や集中力のなさから


”どうすれば幸せを感じられるのか?”
”まるで幸せ探しかの様な多動を穏やかにするには?”

 

と、ふと脳内分泌物を思いつきドーパミンについて考えてみる事になりました。

 

結局この夏、私は息子が楽しくなるようなきっかけ作りドーパミン等が放出される契機)は沢山したのですが、

・・・それを感じる為の脳づくり(食育や休息)をおろそかにしてしまったのだと気付きました。

※やっぱり育て方が悪かった、という事ですね・・・(T_T)

 

息子の状態を客観視する良い機会となりましたので、次は安眠に関する栄養素を考えてみたくなりました。


今後はメラトニンに繋がるセロトニンの元トリプトファン*3 

 

や愛着の形成に関わる(?)オキシトシン等についても勉強してみたいと思っておりますので記事にさせていただくかもしれません。

※多分その折は長文になると思いますので適当に読み飛ばして下さいませ。

 

 

 

 

 

______________

*1:当時多動や突発的な行動が非常に目立った事があり、脳内のドーパミンの状態が良くないのでは?と考えた事から今回の考察に至りました。またその際の考えは後日UPさせて下さい。

*2:※発達障がいと食品と言えば、ガゼインやグルテン除去が良く言われると思います。
これについては息子の好物ばかりなので試した事はないのですが、また勉強できれば・・・と思いつつ今は息子にとって有益の多い方を選択していきたいと思っています。

*3:セロトニンについては先日

一歩踏み出す。(セロトニンを模索する)前編

一歩踏み出す。(セロトニンを模索する)後編

を書いてみましたので良かったらお読みください。