家庭での学び2(同音異義語)
聞き取り能力を向上させる為に・・・
不登校になってしまった息子との日中の過ごし方をいくつか記録させて下さいネ。
今日は同音異義語についてです。
息子は複数の意味がある言葉がずっと苦手でした。
が、最近になりようやく色々と気付き始めた様子です。
そこで会話の中で聞き取りにくそうな言葉があればノートに書き出してみる事にしました。
例えば、↓『ひろう』、『ばい』、『たいちょう』ですとか
※『拾う』ではダイヤモンドや強い武器など、息子がゲームで拾うと嬉しい物を自分で書き足しておりました(笑)
↓『えき(す)』、『どうよう』、『いう』、『きく』
※『言う』はたまに『理由』と聞こえている様子がありましたので文字化してみました。
他にも『しろ』とか『はし』、『にじ』、『なおす』、『さす』などのわりとメジャーな同音異義語も絵を描いて説明してみました。
この中でも興味深かったのが
『ひく』です。
ずっと以前楽器の練習に付き合っていた時に
「じゃあ鍵盤ハーモニカを弾いてみて?」
と伝えた時に楽器を引っ張る真似をした事があったのですが、あれは本気で引いていたのかもしれませんね(^^;
何となくそんなエピソードを思い出しながら
(1)引き算のひく
(2)引っ張るのひく
(3)楽器を弾くのひく
(4)風邪をひくのひく(↑の絵では『風邪をひき』になっちゃっています。)
とイラストでノートに書き残しておきました。
それともう一つ
『どうよう』
これも中々難しいなと思った点はまだ小学1年生くらいのお子さんだと「動揺」や「童謡」といった言葉自体にあまり興味がないお子さんも多いかなと思います。なのでそうした言葉に興味のあるお子さんへの対応と似てくるのかな?と思いますが、息子に説明する場合はイラストですとか、あとは国語辞書で一緒に調べてみる様にしています。
(1)同じ様な様子をあらわす同様
(2)子ども向けの歌を示す童謡
(3)不安や驚きで心が揺れ動く様子をあらわす動揺
こうして
・言葉には様々な意味がある。
・文脈などにより判断する為、その周辺の言葉も聞いておく必要がある。
・意味が曖昧な時は辞書などを調べると良い。
こんな事への気付きに繋がればいいな、そして今まで聞き流していた部分へ注意が向く様になればいいなと思っています。
相変わらずお見苦しい絵をお見せして申し訳ございませんが、手作りでこんな事をしていますという記録でした。
この子に寄り添った教材を一から手作りで作っていく事は大変とは感じる事もありますが、それでぐんと伸びる実感があると大変さなど吹き飛んでしまいます。
実際、この様に一つ一つ丁寧に言葉を教える事で感覚的ではありますが聞き取り能力が随分伸びてきた様におもいます。
今度はこれが長い文章への絵本の読み聞かせにつなげていけたら、もっと聴力の練習になりそうで良いなと考えています。