メモノート
不登校が続いていた息子ですが、少しづつですが学校に通い始めました。
といってもまた元の木阿弥・・・となる可能性だってまだまだございますのであまり楽観視してはおりません。
ただまぁ、転んでもただでは起きぬと申しますか・・・
・色々な働きかけをする中でまた新たな課題が見つけられた事
・こうした間にも少しづつ成長している息子に気付いてやれた事
こうした事が次へのステップに繋がるといいなと思っています。
息子のメモノート
学校にまた行くようになったら少しづつ始めようと思っていたのがメモノートです。
つまりメモをとる習慣を今のうちに少しづつ身につけておいて欲しいな~と思って、前々から導入したいなと思っていました。
↓国語で句読点(特に『、読点』の使い方)がよくわからない様なので教えてもらいたい事をメモに書いてみる様に提案してみました。
学校に行けば強い刺激にさらされて、家庭で浮かんだ疑問などを思い出したり質問する事が難しいのかも?と思って提案してみたのでした。
明日も学校に行く気持ちの様なので、うまく質問出来るといいな。
(何も言わずにいきなり学校に学用品以外の物を持ち込んではダメだと思いますので後で連絡帳に書いておかなくちゃ。)
私の場合
私は診断された訳ではないのですが、昔からどうやらADHD気味な所がありました。
やらなくちゃいけない事が頭の中にたくさんある割に目の前にある事に集中力を奪われて、やるべき事を忘れてしまうのです。
これで毎日の様に困るのが・・・そう、お買い物なんです。
ゴミ袋を買いに行ったのに、お野菜だのお肉だのとあれこれ見てまわるうちに肝心のゴミ袋を買い忘れて帰ってくる事もしばしば(^^;
でもそうした事も常に
『やる事リスト』
で一日の行動を自分で管理できる様になってからは随分改善されたんですね。
だからきっと息子も同じ様な部分がある今のうちにこうした習慣を身につけてやりたいなと思った次第です。
でも、私の時代だけかもしれませんが、学校でこうしたメモ帳を使う事やメモをとる事自体、あまり褒められた行為ではなかった頃でした。
学級委員ですとか委員会活動にこっそりメモ帳を持ち込んで使っていたのですが、咎められた事はなかったのですが冷たい視線を感じた様な気配がして辞めてしまった経緯があります。
ですから高校生の頃はもう大変でした・・・
毎日毎日忘れてはいけない事だらけで、メモ帳代わりにこっそり手のひらにメモ書きして手が文字で埋め尽くされた日々でした。
そうした苦難の日々から開放してくれたのは意外かもしれませんが、就労してからでした。システムエンジニアをしていた頃、会議などに出ては細かくノートに記録を取る私の態度を見て当時の上司が
「丁寧でいいね。」
と軽い感じで伝えてくれた事がありました。
そしてこの上司は当時はまだまだ駆け出しだったにも関わらずこんな私に議事録役を任せてくれる様になりました。*1
こうした事が記録を残す大切さを肯定してくれている様に感じられ、
『メモ、とって良かったんだなぁ・・・。』
って心底安心した記憶があります。
だからもし、学生時代のあの時の先生が
「メモをとってえらいね!」
と肯定して応援してくれたら、もっと早くに楽になれていたかもしれないな・・・
なんて思う事が今でもあります。
ですからもしこうした子どもを見かけた先生や子ども達に関わるお仕事をされている方、それに子どもだけでなく職場の上役の方ですとかコーチ業をされている方などにお願いしたいのですが、もしメモをとる子やそうした人を見かけたら
「いいネ。」
と温かく後押ししてもらえるとありがたいなと思います。