子ども達が生きる事を躊躇わない世の中へ
母、一人旅
結婚して以来なので10年ぶりかなぁ・・・一人で旅に出てみました。(といっても大学時代の友人たちに会いに。日帰り旅行でした。)
「ゆっくり話がしたい!」
との事で久々の女子会(いや、もうおばちゃんなので女子とは言わないかも(笑))で羽を伸ばすつもりで行ったんですよね。
しかし何故か神様はそれを許して下さいませんでした。
とてもショックだったのは・・・そこで出た話もやっぱり発達障がいで苦しむ子ども達の話ばかりだった事でした・・・。別に発達障がいの話をしに行った訳じゃないのに・・・何故か今は私が求めなくてもこうした話ばかり集まってきちゃうみたいです。。。
日本全国どこでも去年の我が家と同じような事が繰り広げられている現状を知り、今の息子がとても幸せな状況なんだなと改めて痛感した次第です。
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又、この日は大人になった兄妹の話も聞きました。
これは・・・なかなかその場では受け止めきれない程の重く苦しい話。
発達障がいの兄を持つ友人がどの様な辛い成育歴を背負って生きてきたのか・・・そんな苦しみを抱えていたとは知らず出会ってから20年経ってようやく私に教えてくれた事だったんですね。
兄から受け続けた継続的な身体的苦痛の為に彼女は生きつづける事をずっと迷い続けて生きてきたとの事でした。
・死んだ方が楽だけど、自分が死んだらご両親(お二人ともとても社会的なお立場のあるお仕事をされています)は良くない立場に陥ってしまうのではないか。
・手が掛かるお兄ちゃんに遠慮してずっと控えめに生きてきたけれど、心のどこかでお母さんに認められたくて、お母さんの役に立ちたくて生きてきたんだと。*1
ご両親はとても忙しいお仕事だったので彼女が暴力を受けていたなんで知らなかった様です。
子ども達にたくさんの見守る目を
もしこのブログを読んで下さる方がいらっしゃいましたら・・・家事やお仕事で毎日お忙しいかとは思いますが、もしよろしければ今一度周囲のお子さん達の顔や目を見てあげて欲しいんです。
もちろんそれはご自身のお子さんでも、知らないお子さんでも構いません。
一人のお子さんに向けられる温かい視線は多ければ多い程その子の心の糧になるんじゃないかなって思うんです。
確かに子どもにとっては親や家族から温かい愛情を受けられるのが一番嬉しい事でしょう。
どんなに他人が頑張ったって家族の愛情を上回る事は出来ません。
でも多くの人に愛され、認められていると感じる事は子ども達にとってとても大切な感情だと思います。
例え親兄弟が認めてくれなくても自分は生きていてもいいんだ、自分は誰かに認められる人間なんだって。
せめてこの部分が大きな心の支柱となれば”自分は生きるんだ”と揺るがないと思うんです。
そして願わくば認めてくれる大人が、子どもを利用する様な悪い人達ではなく、心根の美しい真の大人である事を願います。
(悲しいかな、さみしい子ども達は弱い部分を利用されてしまう傾向にある事は既知の事実・・・といっても過言ではないでしょうから。)
*1:これは彼女の口からはっきりと伝えてもらえた訳ではありませんが、言葉の端々に母の愛を乞う感情が滲み出ていた様に私が感じたので書かせていただきました。誤解だったらごめんなさい。