入学後の”あるある”4【全員集合編】
まだあった、なるほどな”あるある”
先日、こちらの地域では日曜参観がありました。
1~3時限目まで見てよいとの事でしたので、夫と二人で朝からずっと子どもの様子を見て回りました。
いつもとは異なる雰囲気の中で、しかも聴覚過敏が強い息子にしてはたくさんの音が入り混じる中、良く頑張ったと思います。
そんな中、また”あるある”を見つけてしまいましたのでご報告がてら記録させて下さいネ。
体育の授業にて
公開授業の1コマに体育がありました。
今から思えば体育を公開してもらえて非常に好都合だったのですが、
「はい、集合ー!」と言われても集合できず一人でふらふらしている息子がいました。
その後先生から個別にお声がかかったり、気に掛けてくれるお友達が呼んでくれたりで何とかみんなと合流している様子でした。
何度かそうした様子が繰り返されましたので
『ムムム、あの動きは怪しいゾ・・・?』とピンときました。
(感じた違和感を即座に夫と共有したかったのですが、夫は朝からふらふらと落ち着きのない息子の様子に少しイライラしていた様子でしたので、その場では「あの動きは怪しいネ。」とだけ伝えておきました(笑))
で、どんな違和感だったかといいますと
目の焦点があまり合っていない様子でフラフラとその場の近くをうろつく息子の様子でした。
こんな時は何かに困っていたり、不安感があるものの自信が無い時とか、、、何となく助けを求めている様子に見えたんです。
『あの子、”集合”の意味がわかっていないんじゃないかしら?』
→”全員”集合(=つまり自分も含まれる)という意味がわからないのか、ひょっとするとボクも集まる必要があるのかもしれないと気付き始めているけど、本当はどうすればいいのかわからないのでは・・・?と思ったのです。
鉄は熱いうちに打て
という事で早速夕食を食べながら息子に”集合”の事を切り出してみました。
私)「あのね、体育の時に先生が”集合”っておっしゃったのは聞こえてた?」と聞くと
子)「う~ん?そうかな?」と何とも頼りない返事でした。
そこでついに参観の件で息子に業を煮やしていた夫がストレートにズバリと
夫)「先生が”集合”っていう時は〇〇さんも△△君もクラスの全員集まって下さい、という意味なんだよ。」核心部分を伝えてくれましたので(笑)*1
私)「そうそう、(〇〇さん)という部分は省略されて隠されているという事なのよ。意外でしょ?」と続けました。
するとやっぱり息子は
「え~、そうなんだ。じゃあずっと聞いてなきゃいけないんだね( ゚Д゚)」(←おいおい、やっぱり今まで聞いてなかったって事ですね(^^;))
といった反応をみせていました。
この『主語が省略されている場合、自分も含めて呼びかけられている事がわからない』という自閉っ子には大変メジャーなあるあるですが、ウチの子も多分に漏れず・・・という事でした。
一応本人には説明した事で「次回からは気を付けてみる」という事だったのと、おそらく担任の先生は気付いて下さっている様子でしたのでこのまましばらく様子をみたいなと思います。
*1:かなり教室での立ち歩きが酷かったのがショックだったらしくていつもはかなり穏やかな夫ですがついつい息子に直球で語り掛けていました(笑)ですから夫にはこの後で「普段はもう少し落ち着いているらしいよ、今日はたくさんの父母の方がいらっしゃったから緊張した中で良く頑張った方じゃないかな?」とフォローしておきました^_^;