分かりづらい特性への考察 ~忘れた、要らない~編
※ちょっと夜更かしする余裕があったので珍しく夜分にUPさせていただきます。
『要らない』も悪い言葉
さて、前回↓からの続きです。
let-me-pick-you-up-d.hatenablog.com
うちの子に限るかもしれませんが、ちょっと他の人とは違う独特な理解の仕方をしている特定の言葉や概念についての続きです。
前回は『ちょうだい』・『勝手に』・『適当に』・『しなさい』というキーワードについての記録でした。
今回は『忘れた』・『要らない』編です。
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まずは前回の書き漏れた『要らない』から。
例えば
(私)「ごはん、もう少しおかわり要る?」
と質問すると、
(息子)「要らない。・・・あっ、要らないって言ってごめんね。」
と答えるんですよね。
こちらとしては(「なんでごめん???」)と思っちゃうのですが、そんな空気を読むのか
(息子)「要らないなんて悪い言葉使ってごめんね。」
と付け足すんですよね。
どうもこちらもマイナスイメージと捉えている様で、要/不要の選択そのものに罪悪感を感じてしまう様なところがあります。
この子には物を捨てられない特性があるのですが・・・多分↑上記の罪悪感が関係しているんじゃないかなぁ・・・と思います。
将来ゴミ屋敷にならないか今から心配です(>_<)
夫の特性『忘れた』
※これは息子の特性とは異なる話なのですが記録させて下さいね。
夫は・・・未診断ですがアスペルガー症候群的な特性が色濃くある人で、都合が悪い質問や夫にとって不都合な過去の振り返りを求めた場合、かなりの高確率で『忘れた』と即答します。
本当に即答なんです。
思い出す素振りや時系列を追って話す努力を見せる様子は一切なく、ただ『忘れた』の一点張り。
もちろん本人に向かって「思い出す素振りも一切無い点などがかえって不自然だ」と指摘した事がありますが、それでも一度も口を割った事がありません。(記憶にないだけかもしれませんが・・・。)
なので他人に置き換えてみたんです。
息子が友達とトラブルになった話を夫にしてみました。
「先日、〇〇くん(息子のお友達でちょっと発達に偏りが感じられるお子さん)に嫌な事をされたみたいだから、〇〇くんに当時の事をたずねてみたら『忘れた』の一点張りなんだよね。思い出す素振りもないのよ。どうしてだろうね。」
と。
すると夫が
「そりゃ都合が悪いからだろ。本当に忘れているわけじゃないと思うよ。」
と。
(・・・自分の事を言われているという想像力が働かなかったのかもしれませんが、夫は自分が同じ事を言っていると気付いていない様でした。。。)
ちなみに息子には今のところ『忘れた』と言ってしまう特性は見られないですが、将来出てきてしまった時に忘れないように記録に残しようと思いました(笑)