多弁(お口の多動)の理由を考えてみる
普段から多弁(お口の多動?)
息子にとって学校は楽しい所らしいです。
お遊戯やお歌、絵画とは違い、自分が得意な記憶力や推察力を思う使う事が出来るからでしょう。*1
好きな勉強が出来て、お友達も楽しくてにぎやかで。
でも、みんなで勉強するには少し我慢しなくちゃいけない事もありますよね。
前回の記事 (体重が減っていく・・・ )でお話しさせていただいたのですが、今現在のうちの息子には"多弁"という少し困った特徴があり、授業中でも思わずしゃべってしまうそうです。
小学校一年生だから許容範囲かな?とは思える程度かもしれませんが、
当初は授業中に関連事項や答えを我慢できずに話してしまったり、挙手して答える場合でも回答以上の事まで話したがりました。*2
しかし次第に日数が経つにつれ、少しづつ授業のお作法を理解していく中で入学当初の頃よりは授業中は我慢出来ているそうです。
(本人曰く「授業中は(意識してそれなりに)我慢している」そうです。立ち歩きの傾向もありますので、そちらも我慢しているらしいです。)
そうした我慢などは今後の社会生活においておそらく大事なスキルになってくるだろうと思いますので、今は少し辛いと思いますが、何とか乗り切ってくれたらなぁと見守っています。
聞き取り力と表裏一体?
今は多弁さが際立って目立ちますが、もともとは3歳前まではあまりおしゃべりしない子でした。
加えて耳で話を聞いて理解する力はとても弱い子でしたので、こうして多弁さが一層増してきた事は聞き取り力が伸びてきている事の表裏一体なのかもしれないと思います。
上記の様な反応を受け、↓の絵の様に地道に”視覚的なヒントを手がかりに周囲や世の中を理解していこう”と努力していく様にしました。それが徐々に良い結果に繋がってきているのかな?と思います。
多弁って何だろう?
しかしずっとしゃべり続けた4~5歳頃は家の中は本当に常に賑やかで、逆にうるさい程だった事もありました(笑)
会話といえばすべて息子が絡んでくるので、夫婦間の会話なんてほとんどありませんでした~(;^ω^)
だから『少し困ったな・・・』と思う事もあったので、息子の多弁を観察してみる事にしました。
(1)どうしてウチの子はこんなにおしゃべりするのかな?
→カラオケと同じで、単にしゃべり続けるのが気持ちいい。
(おしゃべりが上手な芸人さんや司会者の方などにも通じるかも?たくさん話していく間にドーパミンが大量に出るのかもしれません(笑))
(2)こちらは全く興味のない顔をしている内容でも相手に関係なくしゃべり続けるのはどうしてか?
→とにかくその内容を話したい事もある。
(ゲームの事とかYoutubeの事とか、楽しくて仕方ない事は繰り返してしまう様です。流行歌のサビの部分を何度も鼻歌で繰り返して歌ってしまうのと似てるのかな?と思います。)
(3)一人で同じ事ばかりしゃべっているのはどうして?
→例えばTVや動画などで覚えたフレーズを使ってみたい、時もある様です。いわば言葉の練習的な要素。
(4)「わかったよ」と同意を伝えても何度も何度も同じ事を伝えてくる事がある
→繰り返すその内容の奥底に本当に伝えたい内容が隠されていたり、どう相手に伝えたらいいのかわからなくて困っている事が心の中にある時がある。
多弁についてあまり理解がなかった頃(3~5歳)は息子の多弁は衝動的なものかな?と思っていた頃もありました。
でも今はそうじゃない、と思っています。
うちの子の場合、現在は多弁 ≠ お口の多動 かな?と。
多弁にもいろいろ理由がありそうです。
だから内容によっては(4)の場合などはしっかりと紙と鉛筆でイラストなんかを描いて聞き取りをして、本人の言いたい事を出来るだけ理解する事に努めてきましたし、それ以外の理由の時は「うん、うん」と出来るだけ会話を楽しむ様にしています。
また多弁について感じた事があれば書いていきたいなと思います。
[[追記]]
※やっぱりまだありましたので追記させていただきます<(_ _)>
(5)夜20時以降で会話がループする場合
→しゃべって眠気を覚まそうとしている。
これは夜限定(たまに昼間もある気がしますが^_^;)の多弁ですが、
例えば夕食時に
「今日はゲームでレアアイテムをゲット出来たのが嬉しかった!でね、使ってみたらね・・・(後略)」
と、その日嬉しかった事を伝えてくる事があります。
「あらそうなの、良かったね!」
としばらく会話を続け、一旦その会話が終わるのですが、10分もしないうちに
「今日はゲームで一番楽しかったのがね、レアアイテムですよ。とうとうアレをゲットしちゃいました!」
・・・などとまた同じ話題を繰り返すんです。
最初のうちは『よっぽど楽しくて何度も同じ事を言ってしまうのかなぁ』と思っていたのですが、どうも様子がおかしいしどんどん目も細くなっていくのです。
挙句の果てには目をこすり始め、満腹のはずなのにゼリーやヨーグルトを要求しはじめるのです。
おかしいな?と思い、
「あのさ、本当は眠いんじゃないの?」と聞くと
「・・・・・・・・・うん。」
と渋々認めていました(笑)
以前のブログで息子は幼い頃に『寝たら遊べない』という泣いていた事をお話しした事がありましたが、今でもこんな形で睡眠に対して抵抗しています(^^;)
(6)強いストレス
↓こちらに詳細を述べさせていただいたのですが、
let-me-pick-you-up-d.hatenablog.com
強いストレス下にあると四六時中おしゃべりが止まらない様です・・・。
(ストレスを軽減出来れば徐々に和らぐ様子です。)
(7)疲れ
(5)、(6)とあまり変わらないかもしれませんが、授業などで集中していると2~3時間目あたりが一番疲れがピークな様で、おしゃべりして何とか乗り切ろうとしてしまう事があるらしいです。
授業中に関してはまだ姿勢の維持が辛いのかもしれません。
同様に休みの日なんかでも疲れが出てくるととたんにおしゃべりしてごまかそうとしてしまう様子があります。(本人は無意識のうちにそうした対応をしている様です。)
体重が減っていく・・・
初夏バテ?
最近家族全員がバテ気味です、と以前の記事の冒頭でお話ししました。
息子が我が家で一番最初にその兆候が現れ始めたのですが、どうもGWあたりから食が進まないのです・・・。
最初の頃はなかなか食事が終わらないので、ある程度食べたら
「もう”ごちそうさま”していいよ」(←食べ終わりの意味です)
と促していたのですが、少し油断しただけで-1kg以上減る事もしばしば・・・(;゚Д゚)
これはマズイ・・・。
そこで食べられない理由なんかを聞いてみると
「う~ん・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・よくわからない」
どうやら何が辛いのかまだ言葉をうまく練り上げられない様です。
ですから出来るだけ食べやすい好物を多めのメニューに切り替えて、夕食は時間の許す限り付き合えるだけ付き合う事にしました。
想像遊び
しか~し、
長い時は軽く2時間くらいは夕食に付き合う事になり、さすがにこれはなかなかの長丁場。*1
なので夫は先に食卓から解放しています。
夫がゆっくりTVをみて放電している間、息子と私は出来るだけ笑える会話をしようかな~なんて心がけています。だからあまり学校での出来事なんかはこの時間にはあえて聞かず、想像ごっこをしています。
一番楽しかった想像ごっこは
『もしも、みんなが小学校に通わなかったら・・・?』というお題で色々考えてみた事でした。
それは例えば・・・
もしも、国語を習わなかったら・・・?
子)「もしもみんなが小学校に行かず、国語を勉強しなかったらどんな事が起こるの?」 と息子が聞くので
私)「そうね、例えば”男・女”の漢字がわからなくて、お風呂やトイレの看板で漢字しか書いていなかったら・・・間違って女子トイレに入ってしまい『キャーーー、女子トイレに男の人よ~!!!』って怒られちゃうかもネ」と答えると大爆笑していました。
もしも、算数を習わなかったら・・・?
子)「じゃあさ、算数を習わなかったらどうなるの?」と更に息子が聞きますので
私)「そうね、例えば4人でレストランに行って一人1000円のランチを食べた後のお勘定でね、『はい、お一人様1000円×4人で1004円です』って計算間違いしたら大変だよね^_^;」と答えると
子)「うわーーーなんで掛け算なのに足し算してるの~!?4000円でしょ(;゚Д゚)間違ってるよ、大変だ~」って真剣に悩んでいました(笑)
もしも、理科を習わなかったら・・・?
子)「じゃあ、理科は?理科を習わなかったらどんな困った事があるの?」と聞かれましたので、その場にあったコップにお茶を溢れんばかりに注いでみせました。
子)「うわぁ!こぼれるよーーー、危ないってば」と息子は焦りつつもこぼれないお茶に興味津々でした。
私)「びっくりしたでしょ?これはね、”表面張力”っていうの。面白いでしょ(笑)理科はね、不思議やびっくりがたくさんあるョ。それに理科にはあなたの好きな天体もお天気も恐竜も生物も含まれるのョ。知らないと困る事ももちろんあるけど、知ると楽しい事もたくさんあると思うョ。」と伝えてみました。
『学校に行かなくちゃ困る』、だけじゃない。
『学校に行けば楽しい学問が待っている』、と思ってくれたらいいなぁ。
とはいえ集団生活ですから、それなりに疲れもあるでしょう。そうした疲れなんかを楽しい食卓で癒してやれたら良いのですが、食べ物が辛いというのは何とも酷な事だなぁと痛感する毎日です。
※ちなみに、こうした会話はイラストなどは一切使わず話だけで想像して笑える様になりました。
息子には多弁がある一方で耳だけで話を聞き取る力が非常に弱くて、幼い頃はいつもホワイトボードや画用紙をそばに置いてイラストや文字で説明してきました。
でもここ数カ月間でこの程度の会話であれば聞くだけで理解出来る程にまで聞く力がついてきたのだなぁとホッと安堵しています(^^;)
聞く力が伸びてきた事はおそらく多弁と表裏一体なのだと感じますので、また後日改めて書かせて頂けたらと思います。
*1:都度本人に食べるかどうかを判断させながら、になるので日によって時間はまちまちです。
不寛容な時代に寛容さを ~他者への理解のまなざしを持つこと~
~モノローグしてみよう~
最近どうも家族全員体がクタクタです。
引っ越しや子どもの入学、夫の転職など、人生の大きな転機を何とか乗り切ったかな?とみんなそれぞれひと段落ついた所。
ちょっと疲れる余裕が出来たのかもしれません。
そんな時は無理をせず体を休める事にしています。
そしてちょっと心も一緒にリフレッシュしたいな、と思い『独白』なるカテゴリーを作ってみました(笑)
日ごろ気付いた事や心に浮かんだ事を書き留めてみたいと思います。
(ですので、あまり息子に関係ない事もありますので読み飛ばして下さいネ(;^ω^))
~ペットボトルの残量~
日に日々暑くなってきましたネ。
まだ五月なのに30度以上になる地域もチラホラとある様で、今年も暑い夏になりそうな予感ですね。
そんな気温の影響で、我が家でもペットボトルの消費量が急激に増えてきました。みんなが飲んだペットボトルの包装フィルムをはがして廃棄処理をしていると、時折ある出来事を思い出します。
それは今から約2年程前の事です。
夫が飲んだペットボトル飲料について、夫と少し言い合う事がありました。
ある日、机の上に無造作に置かれたままの飲みかけのペットボトルがありました。
夫は何日経っても捨てもせず飲みせず。私としては夫がこれをどうしたいのかわからず数日置いておきましたが、『流石にネ・・・』と思い切って聞きました。
私)「ねえ、このペットボトル、ずっと置いたままだけど?」と切り出すと
夫)「あ、それ捨てといて。」とあっさりした返事。
自分で飲んだものを他人に捨てさせるなんてヒドイ・・・、とは思わないのですが、(夫も疲れているだろうし、これくらいの事なら別に家事の一環かな?と思うので。。。)
この時は思わず『えっ・・・?』と戸惑いました。
理由は、ペットボトルの中身がまだ結構残っていた状態だったからです。
実は今までも同じような事は何度もありました。
夫は以前からペットボトルとか缶コーヒーなどを最後まで飲み切った事がなく、いつも最後に少し(或いは相当な量)残したまま飲み終えるのです。
ただこの時はかなりの残量だったので納得がいかなくて、詰め寄ってしまいました。
『・・・もったいない。
1粒のお米には7人の神様がいるんだよ。』
と、こんな風に古臭い考えの私は今日こそ飲み残す理由を聞こうと思い立ったのでした。
私)「あのね、いつも飲み残してるけど、美味しくないの?それとも途中で飽きちゃうの?ならもう少し小さいサイズを買ったらどうかな?」と。
すると夫の反応は意外でした。
夫)「え?残ってたの?」と。
どうもその夫の反応が白々しく思えて、少し怒り口調で
私)「これだけ残っているのに、わからないはずないでしょ!?」
と返してしまいました。
すると夫は
夫)「・・・ごめん。本当にわからなかったんだ。」
と随分凹んだ表情をしていました。
この表情はきっと本気なんだな、と思い流石にそれ以上は責められませんでした。
でも
『どうしてこんなに残っているのに・・・
例えば少し振れば、残りが波打つ音や揺れた感覚で気付けるよね?
どうしてそんな事もわからないんだろう・・・。』
こうした思いは消えませんでした。
こんなブログの片隅に書く事でもないかもしれませんが、夫はそれなりに知能が高い様に思います。でもこうした生活の知恵的な部分が欠落していて、私にはそれが単なる怠惰にしか見えない事もありました。
けれどこの時の悲し気な表情がずっと忘れられなくて、自分は何かを見落としているんじゃないかな・・・とそんな思いが払拭できないまま月日が過ぎていきました。
(といいますか、この一件以来当日飲み残したものは本人に断らずに即日中に捨ててしまう様になり、 私としてはこうした出来事もすっかり忘れていたしまっていた次第です。)
~息子の振り返り記事を書きながら…~
もともとは息子の発達障がいと向きあう様子を記録しようと始めたブログでしたが、そうした振り返りが息子以外への気付きにつながる事があります。
それが先述のペットボトル事件だったのです。
では、どう気付いていけたのか?をお話しさせて下さい。
息子が5歳を過ぎた頃、現状での通過点の確認の意味で発達検査を受けた事がありました。
その検査の中で、息子が不通過となった項目がありました。
それは、見た目は同じ2つの立方体(大きさ・形・色など見た目が全て同一)を持って重さを比べる検査でした。
私自身は持ち比べていないのですが、おそらくはっきりと重さの違いがあるはずなのですネ。。。
息子は視覚的な違いは良くわかるタイプですが、見た目が同一の場合の違い(つまりこの場合は『重さ』)を感じとる感覚がどうも鈍感であるという事がこの時にわかりました。
~固有感覚を受容する弱さ~
※私自身は脳の神経学や感覚統合といった分野については素人でして、子どもの事がきっかけで勉強し始めた程度の知識しかありません。ですので今回うまくご説明出来るか?とても不安ですが、、、当時理解を深めようと調べた事なんかを書いてみますネ。
”同じサイズのキューブの重さがわからないってどういう事かな?”と思い色々調べた結果、
固有感覚という自分自身の体の範囲や、何かの重みを感じる感覚といった部分に少し弱さがあるのでは?という事がわかりました。
うん、確かに。
当時の息子はボディイメージがまだ弱くて、ジャングルジムやボルダリングで遊びながら伸ばした指や足先のイメージと、実際に受け取った感覚を一致させる事なんかを意識していた頃でした。
それにこのブログ名にもあります通り”ぎゅっぎゅっ”と強く抱きしめられるのが安心するらしい事からも、固有感覚を理解する事は息子にとって大事なんだなという事がわかったのです。
ですから理解した事はブログに書き留めておこうと、下書きとしてメモをいくつか残そうと書いていた時に*1『あ、、、そういう事だったのか。。。』と気づきました。
夫も息子と同じだったのですね。
『ペットボトルや缶の中身は見えにくいからわからなかったんだ。
夫もわざとじゃなくて、固有感覚が少し弱いんだ。。。』と。
やっと気付けた瞬間でした。
そしてそれば特段夫が発達に凸凹があるとかそういった事ではなく、誰しも例えば少し人より嗅覚が鋭いとか、舌が鋭いとか、痛みに強いといった得手不得手がある中の一つなのだろうと。
こうした事に気付き始めてから、私は誰かを叱責する前に『どうしてそんな事をしたのかな?』と考察に努める様になりました。
人生の折り返しでやっと気付けたなんて遅すぎますが、あと残り半分は誰かの事を不用意に傷付けずに済むかもしれませんネ。
自分の尺度だけで物事を判断してばかりで、どんどん他人に対して不寛容になっていたのかなぁ。不必要に他者を拒まず、寛容でいられる様にもっと勉強していきたいなと思った出来事でした。
*1:当時はまだブログの振り返り記事が実年齢よりも一年以上遅れていたので、未公開記事としてメモを残す慣習でした
はじめてのかさぶた
これは”あるある”とは真逆の”ないない”な話です(笑)
ウチの子は歩き始めたと思ったら猛ダッシュ、とまではいきませんが0歳代からなにかと目が離せないタイプでした。
ですのでどうも私は今まで色々と先回りして心配し過ぎてきた様です。
と言いますのも、先日学校の坂道を走り下りて転んだそうで両膝に大きな擦り傷を作って帰ってきました。
幸い学校で手当てして下さっていたので
「まぁ、そういう事もあるよね。走ると危ないよ。次からは気を付けよう。」
と、サラっと受け流してその日は終わりました。
そして翌日の夜中、就寝直後に暗がりの中で妙な物音が聞こえました。
ボーーリ ボーーリ ボーーリ…
よく見ると息子がウトウトしながら
「かゆい。なんだろ、これ?」と膝小僧をかきむしっておりました(笑)
そういえば息子はこれまでに大きな擦り傷も作った事がなく、少し深めの切り傷等はモイストヒーリングといって患部をできるだけ乾かさない(いわゆるキズ〇ワーパッドを使う)方法で治療してきましたので、今回初めて大きめのかさぶたを作ったのでした。*1
「”かさぶた”といって、血が出た場所をフタしてくれるものなんだ。でも治りかけの時に少しかゆみが出るよ。かいたら酷くなるから、少し我慢して明日絆創膏を貼りなおそう。」と促すと痒みの原因がわかった安心感からか、そのまま寝ました。
これまでちょっと過保護すぎたかなぁ(苦笑)と反省した一件でした。
*1:本当は学校で絆創膏を貼って下さっていたのですが、傷を完全にカバーしておかなかったのは私の落ち度でして。。。前日サラッと流してしまった自分をちょっと後悔した瞬間でした^_^;
歯の治療結果ですが・・・撃沈でした(笑)
先日の記事(とうとう虫歯と闘う事に・・・ )で息子の虫歯の治療が始まりますと記録させていただきました。
結果から申し上げますと、
ダメでした(T_T)
大暴れしてしまい、「これ以上暴れるなら拘束しなくちゃダメかも・・・」との声も。。。
何がダメだったのか?
少し振り返らせて下さいね。
歯科治療の苦手な点を挙げてみる
きっと多くのお子さんは歯科治療が苦手なのではないでしょうか?
それが自閉傾向のあるお子さんには更に辛い治療となる事が多いそうです。
その理由をうちの子に当てはめて考えてみますと
<苦手な理由>
1.普段から見えにくい口の中の様子なので様子がわからず不安が強い
2.口腔内の感覚過敏が酷すぎて、水やエアーでの吸引でさえ痛みを感じる
3.最初から終わりまでの治療工程がわからないので、あとどんな治療が行われるのかわからない
こんな理由かなぁと思いました。
こちらの歯科ではせっかく事前練習に機器を触らせていただいたのに、まだ私の準備が足りなかったのかな。。。
それなら3の治療工程のイラストを描くと本人に伝えやすいかも?と思い、目で見てわかる様な説明イラストを描きました。
昔、子どもに視覚的な支援のつもりで描いたイラストはまだまだ酷い物がたくさんあった時期もありました。
子どもに大人の言う事を聞かせる為だけに描いたイラストは本人の役に立つどころかただの命令でしかないって事に次第に気付き始め、今は本人の痛みに寄り添えればいいなと思いながら描いています。
あと一度は治療が必要ですので、何とか乗り切りたいと思います。
思いが届くといいな。
入学後の”あるある”3【音楽編】
これも備忘録程度の事ですが、音楽の授業についての記録です。
息子のタイプ
うちの息子は聴覚がかなり過敏な方です。
音に対する反応として特徴的なのが
- 初めて聴く音への不安
- 絶対に苦手な音がある
という2点です。
あえて申しますと1は音の正体がわかれば以後は学習により不安がる事がほとんどありません。ですので問題は2ですね(^^;)
息子にとって絶対に苦手な音とは
- 反響音(拍手、太鼓、狭い空間などで響く声や足音)
- 大きすぎる音
- 予測していない音(車のクラクションなど)
などですので不測の音などは実際いつ発生するかわからず、普段からいつも音には警戒心がある様にみえます。
もちろん不意でも素敵な音楽であればとても喜びますし大好きです!でも反対に避けられない音への恐怖がいつも心のどこかにある様です。
特に大音量の拍手なんかは
「頭がガンガンする!響きすぎる、痛いよ!!!(>_<)」とまだまだ到底我慢が出来ない程の辛さを伝えてきます。
学校での音楽の授業の様子
そんな息子にある日、
「今日は学校の授業で楽しかった事や辛かった事はありましたか?」と聞いたところ*1
「音楽が辛かったんだよねー。」と即答でした。
はて?何か苦手な楽器でも使ったのかしら?と思いましたが話を聞くと納得。
「みんなの音がバラバラなんだよぉ・・・。間違えちゃうのは仕方ないけど音がずれてて辛かった。」との事です。*2
「最初から上手に歌える人の方が少ないョ。それに一人で歌うのとはまた違うよね。だからみんなで上手に歌えるように練習するんだね。」ととりあえず伝えてみました。
揃ってくるとまた音楽への印象も変わると思いますので、それまでは耳をふさいだり少し離れたり、一番他の人の音が聞こえにくい場所を探すなどの工夫や自衛の手段を見つける事が出来れば一つの成果かなと思います。
余談ですが・・・
そういえば先日ご自身の発達障がいを公表されたあるタレントさんも同じ様な事をおっしゃっていたなと思い出しました。詳細は忘れてしまったのですが、確かズレた音が辛かったといった事をおっしゃっていた様に思います。
予期していない音程だったりするのでしょうか?
息子の様子と類似しているなぁと思い、こうした先輩の話を聞いておく事って大事だなと改めて実感した次第です。
ところで『じゃあそれだけ聴覚が鋭いならヴァイオリンでも習わせてみようかしら?』とも思ったのですが・・・今度は肝心の音を再現する手先の器用さにかなり大きな問題を抱えておりまして(要するに超絶不器用という事です(笑))まずはピアノを少し習わせてみようかな?と思っています。
ちなみに好きな曲はアイネクライネナハトムジークや蛍の光なんかが好きな様です。聴く事と演奏する事はまた違ったりしますので、演奏が苦手でも好きな音楽を増やしていけたらいいなぁと思う次第です。
とうとう虫歯と闘う事に・・・
転居などでなかなか子どもの歯医者に行けなかった事が災いしまして、とうとう息子の歯にも虫歯を作ってしまいました(>_<)
先日歯科医でチェックして頂いた際に
「左右両側の奥歯に虫歯がありますね~」
との事。。。
息子は普段痛みに敏感なはずなのに、やはりまだ軽度なのか本人の自覚症状はなかった様です。(もしくは見えない部分なので感知しづらいのかもしれません。)
という事でその日は
「治療の練習をしましょう。」と実際に治療で使用する器具を息子に見せて下さったり、物によっては触らせて下さったりと『心の準備』(←やっぱりこれが大事ですよね)をさせて頂きました。
治療の際には大きな振動があるので大泣きしてしまうかもしれませんが、来週から治療に行って参ります。