復帰への道のり
『どう生きるか?』をデザインする
以前、息子に
「眠る事と死ぬとの違いは何?」と聞かれて、まだうまく答えられなかった頃がありました。
当時の息子は入眠困難が顕著で、こうした事を言葉にし始めた頃でした。
ですから私としてもまだ4~5歳の子に答えきるだけの準備が色々と出来ていなかったのでした。
今でもまだうまく答えられる自信はないのですが、色々答えを模索する中で単に『生物としての死の定義』を答えれば良い訳ではないと感じ始めました。
私が与えるだけではきっとダメで、
答えの一部分でもいいから自分なりに見つけて欲しいなと思うんです。
自分なりに
『死とは何か?じゃあ生きるって何か?』
を考えていく事が
「眠りと死の違い」の答えに通じるのでは?と思っています。
そうした答えを考える上で以前ご紹介した自然史博物館で学んだ
let-me-pick-you-up-d.hatenablog.com
ナガスケやマッコ、それから大好きな恐竜などの生きた証を見、自分はどう生きていきたいのか?を考えてくれたらいいなぁと思っています。
集団を選ぶ
今、息子は聴覚やその他の過敏、そして高機能自閉症の人が陥りやすいつまづきによって大きな不安の嵐の真っ只中にいます。
でもその嵐ももうすぐ過ぎ去りそうな予感がしてきました。
少し落ち着いてきた今だから言える事ですが、
あえて誤解を恐れずに言うならば
学校が辛いなら行かなくたって構わない。
学校が合わないからといって、間違っても死にたいなんて思わないで欲しい。
(教育を受けさせる義務を背負っているのは親であり、その環境が適切でないならその指摘をしなくちゃいけないのは親の責務。だから今回の件は私が背負わなくちゃいけない。)
集団の中の価値観だけが全てじゃない。
一歩外に出てみればすぐそこに学校とはまた違った価値観が普通に存在していますよね。
高山に咲く花もあれば、深海に生きるエビもいる。
置かれた場所で咲きなさい、とは思うんですが、自分が身を置く場所は自分で決めてもいいんじゃないかな・・・。
ただ、自分で決めたなら人のせいにはせずに、どう生き抜くかを自分で工夫していけたらいいなと思います。
どうやら息子は集団の中に戻ろうと決めた様です。
私としては、その道のりはかなり険しい事を伝えなくちゃいけません。
戻るからには人の話を聞いて理解する授業にある程度心構えできる様に、
又、周囲にもまだ耳からの情報だけではおぼろげな理解でさえ怪しい事を理解していただけないと復帰は難しいでしょう。
もう少しこの状況を変えていく為に頑張ってみます。
モンスターの涙
どこまで書けるかわかりませんが、少しだけ現在の心境を残させて下さい。
今は子どもの登校渋りの件で学校や周辺施設へアプローチを続けている最中です。
学校に対して言葉で自分の感覚をうまく伝えられない息子の代弁をしたり、発達障がいや感覚過敏についての理解をお願いしていく中で、どうしても理解していただきにくい状況が少し続く事がありました。
いくら伝えてもうまく伝わらない辛さ、もどかしさ。
徐々に自分には全く味方がいないのではと孤独感に苛まれ、とうとう私はモンスターになってしまいました。
モンスターペアレント・・・。
自分でもそう思います。
声を荒げて自分の意見を通そうとし、少しでも反論されそうになればなりふり構わず噛みつこうとしていました。
必死のあまり逆に子ども自身がどんどん不利な立場に陥る事も顧みれない愚かなモンスター。
それでもまだ味方はいると思っていました。
少し遠いけど
以前の療育の先生や主治医の先生にはわかっていただけていると思います。
そして夫。
だから私たち親子は四面楚歌ではないと思っていたのです。
でも
その夫からこんな一言を受けてしまいました。
「もう少し穏やかにやれないの?
声を荒げているのを聞くのはうるさいんだけど?」
と。
モンスターは壊れてしまいました。
お酒を浴びる様に飲み、嗚咽も自制できない程泣きました。
もう全ての気力を使い果たしてしまった様で、少し立ち直るのに時間がかかりそうです。
誰かに助けて欲しかった。
私と一緒に行動してくれて、私が声を荒げそうになった時は代弁してくれる人がいて欲しかった。
本当はそれを夫にして欲しかったのですが、どうやら夫にも理解を得られていなかった様です。
地球の事、宇宙の事
やっぱり聴覚過敏でした・・・
ご心配をお掛けしているかもしれませんので少しだけ近況をお話しさせて下さい<(_ _)>
聴覚などの感覚的な苦痛に耐えかねて不登校ぎみになってしまったうちの子ですが、今は少し落ち着きを取り戻し、遅刻しながらも学校へ向かう様に戻りつつあります。
勉強がしたくて小学生になるのを楽しみにしていた子なのに、聴覚の過敏さに対して私の準備が足りなかった様に思います。
ノイズキャンセリングイヤホンやヘッドホンといったツールの導入を前向きに検討していかなくては・・・。
※もちろんこうした結果に至った原因は聴覚過敏だけではないので、また最初から一つ一つ対応していきたいと思っています。
自然や生き物への理解を深める
さて、そんな訳で休む日が増えたのですが、休みは心のリフレッシュの為に使いました。
ある一日は自然史博物館へ赴いてたくさんの命の軌跡を一緒に見て回りました。
息子が一番感じ入ったのはやはりこのクジラの標本でした。
奥が「ナガスケ」(ナガスクジラの標本)で、
手前が「マッコ」(マッコウクジラの標本)です。
それぞれに愛称があり、この館のシンボル的存在なんですね。
大きく、そして流れる様に美しい骨。このクジラ達が一生懸命生き抜いた証の様に感じます。
ただ、この美しい骨を取り出す為には大変なご苦労があった様で、その大きさ故に薬品などで処理する事が難しかったそうです。そこでクジラ達を土に埋めて微生物に分解してもらった、との事でした。
そうした説明文を読みながら
「お母さん、ナガスケは分解するのに7年もかかったみたいだよ。」
とか
「マッコは3年かな?」
と息子は食い入るように読んでいました。
(微生物や分解者といった存在を理解し始めている様子がうかがえました。)
それぞれの視点
とまぁ、上記はどちらかと言えば私の感想です。
息子は私とはまた違った視点でこの2体のクジラを見ていたのでそちらを記録させて下さい。
博物館の入り口前にこの標本が展示されているのですが、到着してすぐに『出来るだけクジラ全体が納まるように』、と遠巻きにカメラで撮影している私の横で
「あ、これ、1体は歯クジラなんだね~。」と息子が言うんです。
私は視力が弱いからか、出来るだけ全体を見ようとしてしまいがちですが、
でもその横で息子が一番最初に気になったのは↓
こんな風に手前の「マッコ」に歯がある事だったのです。
(奥の「ナガスケ」はヒゲクジラの仲間なのでマッコの様な歯は無いそうです。)
細かい部分に気がつく良い点として伸ばしてやれたらいいな、と改めて思いました。
カッシーニのグランドフィナーレ
そしてこの日は土星探査機『カッシーニ』が土星に突入し、その役目を終える日でした。
帰宅してひと息つき、インターネットでNASAのライブ映像を見た頃には既に突入後だった(T_T)のですが、最後に衛星エンケラドスを見つめながら土星へ降り立ったそうですね。
息子にその事を伝えると
「今度は土星とカッシーニのレプリカを作りたいね。」と言っていました。
息子が宇宙に興味を持ちはじめた頃は太陽系の惑星が特に好きで、その中でも当時は土星が一番好きでした。
私とは
「どの衛星が一番魅力的か?」
とよく議論になる事もあり、ミマス派の息子とエンケラドス派の私であーだこーだと言い合った楽しい記憶があります。
カッシーニとそれを支えた技術者のみなさん、本当にたくさんの発見と素晴らしい旅を見せてくれてありがとう。
”モノを作る” を教える理由(草稿)や近況について
表題から『草稿』ってオイオイ・・・と思われた方もいらっしゃるかと思います。
草稿は他の人に読んでいただくものではないという事は重々承知の上なんですが、今回だけはお許し下さい。
理由は後ほど述べますね。
工作課題を通じて『モノ作り』を体感して欲しい
まずは”モノ作り”という事で、
息子は夏休みの自由課題で小惑星探査機の模型(?)を紙パックなどで手作りしました。
といっても全行程で私の手伝いがあったという事で完全オリジナルではないですが、何も無い所から一から作り上げるという工程を体感して欲しくて一緒に取り組みました。
その取り組みの今回の一番の核は
『作業工程を6分割し、一気に作り上げるのではない事を体感して欲しい』という事でした。難しく思える事もスモールステップで進めていくと出来るんだよ、という事を知って欲しかったのです。
その作業工程とは
(1)ネットや本を探し、モデルとなる探査機の写真やイラストを選定する
(2)その写真を元にざっくりとしたイラストを描く
(3)(2)のイラストを使っておおまかな比率や寸法の目安を測る
(4)(3)の寸法をもとに、材料を集め、サンプル品を作ってみる
(5)(4)のサンプルや作成工程を検証しながらプラモデルの様に組み立て図を作成する
(6)(5)をもとに作成する
と、細かく作業を分ける事で、何もない所から作っていくんだと教えたかったのです。
これは、きっと息子の性格や特性を考えればITなどの技術職や研究職を目指すのが一番向いているのではないかな?と親なりに思いまして、今のうちから順序立てて作業を組み立てていく考え方を身につけてやりたいと思ったからです。
それにIT業じゃなくても順序立ててシーケンシャルに処理していく事は頭の中をシンプルにさせてくれると思いますし、こうした考え方の基本を少しづつ教えたいなと思って取り組みました。
・・・という内容を写真付きで記録しておきたかったのですが、ちょっと現在の話に絡むことを今お話しする事が難しい状況にあります。
近況について
『草稿』としたのは、今、学校での出来事を詳細に書くのが少し微妙な状態にあるからです。
詳細はお話しできませんが、うちの子・・・不登校気味になってしまいました。
小学校1年生で不登校かぁ・・・。
経緯やどう解決していったのか、本当は記録に残して(未来にこの文章を読んで下さる方も含めて)皆さんと情報共有をしていきたいと考えていたのですが、今はあまりにリアルタイムすぎて書き残すのが最良の策ではなさそうです。
いつか・・・
いつか、気楽に笑って書ける日が来る事を目指して、解決に向けて動いていきたいと思います。
そんな気配を感じ始めたここ数か月、
特にこの数日は
『母親の私が闘わなくちゃいけない。
でも誰と闘うんだろう。
教育現場なんて、100年単位で培われてきたもの。
それを一人の母親が動いたとて、何か変わるのだろうか?
そしてそもそも一体何に立ち向かわなくちゃいけないんだろう。』
と、見えない何かを変えていかなくてはいけない重荷に耐えかねて塞ぎ込んでしまう事もありました。
息子も参っているけど、それ以上に私自身が眠れなくてかなり高ぶった気持ちのままで朝を迎える日もありました。
ちょうど今、昨日放送された発達障がいに関するTV放送の録画を見終えました。学校によって、先生によってこんなにも差があるのか・・・と。
理解が進んでいる学校は発達障がい、というよりも一人一人の個性に対して理解を示し個別や全体などで適切な本当の支援を(それこそ支援という考えもちょっと変かな?と思える程に)ごく普通に与えて下さるところもあり、
一方では全くそうではない(辛い・苦しいは甘えなんだと切り捨てらてしまう)ところもあるのが現状です。
『思い返せば幼稚園やこれまでに居られた環境は本当にラッキーなくらい恵まれていただけなんだなぁ。本当に良い先生や環境にただただ幸運さだけで巡り合えて来れただけなんだ。』
と、改めて痛感しました。
どうか、今、学校や会社に行けなくて辛くて苦しい思いをしている子ども達や大人の人達の気持ちの分まで少しでも多くの人に伝えていける様にどうぞ見守って下さい。
その為にはまずは『闘う』なんて物騒な気持ちでもなく、『諭す』といった上から目線な言い方でもなく、『相互理解』という本来の気持ちに戻れます様に。
頑張れ、私。
冷静にならなくちゃ、ですね。
余暇を模索する。
↑タイトルが漏れてたみたいでスミマセン。後日加筆しました(*- -)(*_ _)
ご心配をおかけしました<(_ _)>
前回の記事ではかなり暗~い雰囲気で終わってしまって(^^;)スミマセンでした。
let-me-pick-you-up-d.hatenablog.com
あまりご心配をおかけしない様に努めていきたいなぁとは思いつつ、あまり良い事ばかりのブログにはしたくなくて。
今現在本当に悩んでいる事やそれをどうやって解決していったのかという点を少し書き残しておきたいなと思っておりますのでお読み下さっている皆様にはお目汚しで本当に申し訳ないのですが何卒ご了承下さいませ。
時刻制限で解決
それで小1の息子がゲームをし過ぎてしまう件なのですが、一番酷かった頃から約1週間以上経ちまして、とりあえず落ち着いてきました。
夏休みを終えたあたりから息子のゲーム熱が酷くなってきて、最初はストレスなのかな?とも思ったのですが、『もっとやりたい、もっともっとやりたい』といういわゆる中毒の様な状態だったのでマズイな・・・と慌てた次第でした。
その対策として、最初は
・ゲームを時間制限(1日2時間までとか)
で様子を見たのですが、それじゃうまくいかなくて時刻で制限する事にしたんですね。
するとすっかり落ち着いた様子です。
もう少しだけ詳細を述べますと、
”宿題やカバンの用意、習い事などを終わらせたら1日2時間までなら遊んでいい”
という最初のルールだと宿題や習い事の内容が悪化してしまい(つまり適当に済ませてしまう様になり)、
「全部終わっているんだからゲームしてもいいでしょ!」と更にゲームの時間が増えてしまう結果に陥っていました。
そこで
”ゲームは朝6時台~朝食まで+夜間20時~21時の間だけ。但し、夜は宿題やカバンの準備、夕食やお風呂も済ませておくこと。”
と条件を変更。
すると
『宿題を早く済ませたって、結局夜にならなきゃゲーム出来ないからまぁいいか~丁寧にやろう。時間が余ったら本読もう。』
という思考に至った様です。
と言う事で、うちの子には時間制限ではなく、時刻制限が一番向いている様です、というご報告でした。
余暇の使い方
ゲーム自体はマインクラフトというゲームでして、これはある意図があって遊ばせていたのですが(またこれについては別で書かせていただくかもしれません)、まぁ・・・なかなか親の思惑通りにはいきませんね(^^;)
しかしゲームにハマりすぎてしまった一因として、
「じゃあ余った時間をどう使えばいいの?」という事が一つあると思うんですね。
そこで
(1)興味のありそうな本を購入したり、図書館でいくつか本を借りておき、帰宅後は何か1冊を一緒に読む
(2)とりあえず短期的に取り組める目標を持つ(今月は”習字を書道展に出品してみる”、という目標になりました。)
(3)学校の予習的な事を取り組み、復習の大切さに気付かせていきたい
(ちなみに一番最近購入したのは↑ニュートンでした(^^;)ほとんど私の趣味ですネ・・・反省(T_T))
本音を言えば(3)は極力やりたくないです(^^;)
学校で知る楽しみを奪う事になるので。
そうした知識を先取りするよりも、夕方まではお友達と公園で遊んだり、手先を使う様な男の子向けのおもちゃで組み換え遊びをさせる様にはしています。
が、どうしても先の見通しを立てたくて不安そうな時だけ少し教える様にしています。
ちなみにニュートンを買ったのは、土星探査機カッシーニの長い旅がもうすぐ終わるという記事を見せたかったからなんです。
イトカワから帰還したはやぶさや木星探査機ガリレオの終焉は息子はまだ生まれていなかったので見届けられませんでしたが、
「カッシーニが眠りにつく時は見守ってあげられるね。」と私が伝えると、
「またはやぶさみたいに、カッシーニやガリレオも自分でレプリカを作って再現させてあげたいな。」と言っていました。
実は夏休みの自由課題ではやぶさのレプリカを作ってみた事があったのですが、こうした息子の思いを知っていたので物に命を吹き込む作業(つまり何もない所から何かを具現化していく作業)を体感して欲しくて一緒に取り組んだという経緯がありました。
次回はこの夏休みの課題について、少し記録させて下さい。
いくつか後日談を。
↓前回の記事の後日談です。
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我が家のちょっと込み入った話・・・なので
お恥ずかしい内容ではありますが、ひょっとするとご心配下さっている方もいらっしゃるのではと思い、少しだけご報告を兼ねて書かせて下さい。
夫の事
まず夫の転職活動ですが(笑)、書ける範囲だけで書かせていただきますと結果的には転職活動を認める事にしました。
話を聞く限り・・・
まぁ一言で申し上げると
”相性が悪い”会社に入ってしまったのかなぁと、正直感じました。
もちろんこういう社風が合う人もいると思いますけど。
しばらくの間は忙しい人の補助的な役割をという事なのだそうですが、聞いている限りでは基本的にはボトルネックな部分の解消の仕方が・・・あまり上手ではない会社なのかなと。
若い会社さんの場合よくある話なのかなと思うのですが、それなりに実績のある会社かなと思っていたので先行きが不安になる夫の気持ちがわかりました。
まぁ・・・素人の私が聞いていてもちょっと『ん???』と思える様でしたので今回は(も?)転職活動を認める方向で話がまとまりました。
結果はどうなるかはわかりませんが、次にもし転職出来るなら仕事内容に納得した上で入社を決めて欲しいなと思います。
子どもの事
こちらも書ける範囲で記録させて下さい。
上記の通り、夫との事では私の気持ちに一区切りつける事が出来たのは良かったのですが、当面は子どもの事に関してはあまり夫を頼る事はやめようと思い至りました。
今回は自力で何とか切り抜けなくちゃ。。。
そこでまず登校渋りの件を学校に伝えたところ、担任の先生が機転を利かせて下さって今後の大まかな学習スケジュールを下さいました。
それが実はドンピシャだったんです。
息子にとっては同じ事ばかり反復練習する辛さももちろんですが、それ以上に今後の見通しがたっていなかった事が行き渋りの大きな要因だった様です。
要は
”いつになったらカタカナや漢字、繰り上がりの計算を教えてもらえるんだろう・・・このままじゃ教えてもらえないまま1年生が終わってしまうのでは・・・?”
という漠然とした不安を抱えていた様でした。
担任の先生はそうした息子の様子や発達障がい特有の見通しの重要性をよく理解して下さっている様で、おかげ様で今回は早期解決に至りました。
(先生、もし見て下さっていたらお礼申し上げます。ありがとうございました<(_ _)>)
いつも常々”3予”(予定・予告・予想)が大事だと念頭に置いているつもりなのですが、改めて痛感した次第で、忘れない為にもこうして書き残させていただければと思います。
大きな目標を
(ここからは私のメモ書き程度の事なので、お忙しい方はどうぞ読み飛ばして下さいネ。)
息子の行き渋りは解決したのですが、実は何となく嫌な予感がずっと拭えないままなんです。
本当は、もっともっと大きな問題を根底に抱えていて、今まさにその大事な局面に立っている様な気がしてならないのです。
これまでの息子と私たち夫婦といえば、
・0~3歳半まで→発達障がいを疑い、何とか必死に意思の疎通が出来る事を目指してただただ突っ走ってきました。
・3歳半~6歳まで→今後の人生のあり方として、小学校はおそらく普通級でその後の将来も発達障がいは抱えたまま何とか定型発達の人達と同じ様な社会生活を送らなくてはいけない・・・という覚悟を少しづつ固め、息子の真の自立を目標とする家庭療育や支援を行ってきました。
そして今、本当にこれまでやってきた事で良かったのか・・・
大きな悩みの真っ只中にいます。
これまで多くの各方面の先生方や関わって下さった方々に本当に恵まれて、うちの子は当初私が思った以上に伸びた部分もあったりします。
少なくとも2歳代の頃は小学校は普通級に居るとは思えなかった。
それに本人の伸びもありますが、社会的に理解が進み普通級でも多くのご支援をいただける様に変化してきた事も大きな要因ですよね。
ただ、本当にそれでよかったのかな?
本人には無理させてしまっているのではないか?
本人への無理強いが大きなひずみとなり、いつか大爆発を起こしたりしないだろうか・・・?
そんな不安に駆られてしまっています。
その大きな原因の一つが、昨年の転居や環境の変化への対応で子どもに多くのゲームをさせ過ぎた事だと思っています。
ゲームは楽しいです。
そこから伸びる事もある。
ただ、もう少し制限した方が良かったと思っています。
今の生きる楽しみがゲームになってしまった息子。
そう貶めたのは誰でもなく私です。
色々な手続きをしながら子どもの相手をするのが大変で、『少しの間だけ』とゲームに子守させてしまった。
だから今頃になってそのつけが。
毎日毎日
「宿題しなさい!」
「勉強しなさい!」
なんて怒号が室内を飛び交う結果に。
魅力的なゲームの面白さ > 私の怒号
勝ち目ナシです(^^;)
宿題も勉強も、本当の楽しさを伝えてやればそんな事言われなくても自分でする様になると思うんですよ。だからそれを伝えきれていない私に落ち度があるなぁと思う訳です。
はぁ・・・どうやってリカバリしていこうかな。
家庭内不和
前回までの記事で、子どもの夏休みの宿題が大変すぎて怒りすぎてしまう、といった内容の事を書かせていただきました。
無事夏休みも終わり、何とか宿題を提出できた次第ですが、怒りすぎた本当の理由って・・・子どもや学校だけのせいじゃないなと思い、家庭内のお恥ずかしい事情ではありますがあえて書き残そうと思いました。
夫の度重なる転職活動
実は夫はこの春転職したばかりでした。
以前勤めていた会社ですが、仕事内容には不満はなかったのですが、社長の一存で急に通勤先が部署ごと移転してしまったり、かなり難しい内容の仕事の割に部署全体への評価が低かった事、自分の持てるスキルを活かしたいという野心など、色々な思いの果てに転職する事にした様でした。
ただ、内容的にはこれまでずっと技術職で生きてきた夫の方向性とは少し違い、年齢的な事やこれからの展望も考えて管理者に近い様な業務を希望しての転職。
そして結果、新しい会社の社風や人間関係が合わないと言って入社2ヶ月で転職活動を始めてしまいました・・・。
夫も私と同じ業種でしたので比較的転職の多い業界ではある事は良くわかっているのですが・・・さすがに今回ばかりは絶句してしまいました。
夫のこれまでの経歴に対する評価は意外と高いのか応募書類を送ると案外面接までは進める会社もチラホラとはある様ですが・・・。ただそれで受かったとしてもまともなお仕事をさせていただけるのかどうか・・・こちらとしては傍で見ていて不安に感じてしまいます。
というよりも今の会社だって、「まだ入社早々なので夫の人となりや人間性などを確かめている様な、いわば試験期間であなたは試されているのじゃないかしら?」という私の忠言は一切耳に届かない始末です。
それどころか・・・私に息子の子育てや学校の事、そして寝かしつけなんかを任せておいてコソコソと何やらゲームに勤しんでいる様子*1・・・。
現実逃避なんでしょうね。
それ程までに会社環境が辛い・・・という事でしょうか。
確かにこれまでずっと働いてくれた事に感謝していますし、休ませてあげたい気もします。我が家に余裕があるなら大学などへ通わせてあげられたら良いなぁなんて思ったりもします。
だからゲームくらいは気分転換になるなら構わないのですが、コソコソじゃなくて堂々とやって欲しい気持ちもあります。
だから夫が少し変わってしまってからというもの、
”夫に育児を相談出来ない事やいつも私が子どもの問題を解決していかなくちゃいけないストッパー的な役割への不満”
そして
”この先への不安”
こんな事が重なって、息子に対して厳しい態度をとってしまうのだろうと気付きました。
そんな夫婦間の違和感を子どもはきっと敏感に察知していると思います。
今朝は
「学校って、休んでもいいの?」
「勉強つまらないよ。もう知っている事ばっかりしか教えてもらえないもん。」
登校渋りが始まってしまいました。
さぁて、どう解決していこうかしら。
まずは夫と話し合いからですね。
家庭内不和についての後日談は・・・書けないかもしれません(笑)が、息子の登校渋りなどについては少しその後の経過を記録していけたらと思います。
もちろん家庭不和だけではなく、本人がもともと集団生活が苦手だという点もあると思いますので、
・個別指導をお願いする事は出来るのかどうか?
・授業が既にわかっている事や復習の時間の過ごし方を先生と相談させていただいたり
・学校外で理科や科学などの塾に通わせてみたらどうか?
・思い切って月2~3日は休ませて、私と科学館や化石堀りツアーなどに行ってみる
こんな事を考えています。
この際ですから、登校渋りをどうやって解決してけばいいのか、整理してみたいと思います。
と、その前に近々私の備忘録的な事として、
・手作りマスクの作業工程などを一つ記録させていただきたいのと、
・夏休みの自由課題を手伝った理由や作業工程についての記録
この2つを書かせていただければと思います。
長文・駄文、失礼いたしました。
*1:これは勘違いだった様なので訂正させていただきます。この時はどうやら息子に攻略法を調べて欲しいと頼まれていた様でした。ただまぁこの頃からあまり夫婦間の会話というのを積極的にしなくなってしまった様に思います。最初は同じ方向を向いていた家族としての未来も、こうした事を通じてお互いに見つめる未来が少し別の所に移ってしまったのかもしれませんね。