不登校のきっかけ、理由2(初めての事への強い拒否)
<初めてへの拒否を緩和する為に>
小学校に進学してから、特に初めての事に強く拒否をする様になったと感じます。もちろん今までもあったとは思いますが、幼稚園の先生方は
「やってくれそうだなって感じる事は何度か様子をみながらトライしてもらっていました。でも”これはダメだな~”と感じる事は絶対に無理強いせずに回避していました。」
と教えて下さった事がありました。
多分息子に関してはこの対応が一番正解なのだと思います。
『諦めない。でも無理強いしない。』
最初は拒否していても、周囲のお友達の様子などを見ているうちに
『やってもいいかな?』
なんて思う瞬間がある様で、幼稚園ではそうした時を逃さずに勧めて下さっていたのだと思います。
それとなく予告や予測を利用しながら本人の不安感を和らげていく事が一番スムーズな導入方法かなと思っています。
又、↓に述べます様に、本人の混乱として視覚と聴覚との理解度の差が大きすぎる事があった様に思います。
↑この様なイラストですと言語中枢のブローカ野はうまく働いていてウェルニッケ野の方だけに難がある様に受け止められてしまうかもしれませんが、実際にはまだどちらも弱く、授受動詞や受け身、使役といった対人関係を表す文章への理解の困難さなどがまだ軽く残っている様に思います。ただダジャレやクイズが好きだったりしますので、言語領域だけでなく右脳や音韻を楽しむ領域を上手く使いながら色々な脳機能同士の連携を強めている途中なのだろうな~なんて思っています。
こうした理解の差というのは本人にとっては苦しみであり、先生方にしてみれば提出した発達検査の知能指数を疑う事に繋がってしまう様です。
しかし視覚的な理解に強い点をうまく利用してもらえれば、視覚的に説明する資料を事前に準備しておく事で双方にとって多くの事がぐっと楽になるのになぁ・・・と傍で見ていて強く思わずにはいられませんでした。
長くなりますが、こうした大きな不安感で一杯だった息子に決定的な出来事が起こってしまいました。次の記事でその事をまとめて終わりたいと思います。