『逃げ癖』のある母子
新学期が随分前に始まったというのに私自身がちょっとしたスランプに陥っているみたいで全然更新出来ずにいます(;´Д`)みなさまおかわりありませんか?
その間に大きな地震や台風がございましたね。
皆様の地域はご無事でしたでしょうか?
我が家のご近所は自然が多い地域なのですが、今回の台風でたくさんの倒木が出てしまいました。
無残に折れ落ちる幹や枝。
木々もさぞ痛かったでしょう。
※これらは少し以前の写真です。今現在は少しづつ整備されつつあります。
息子の近況ですが、夏休みに少し頑張りすぎた(叱りすぎた?)事もありまして、夏休みの終わりごろに少しチック症状の様な足ゆすりが出始めてしまいました。
天候が不安定で自宅待機が続く日々の中、息子を追い込んだり無理に何かを習得させる様な事などは一切せず、のんびり笑い合いながらただ家で楽しく過ごす様にしておりました。
半月ほどそうして過ごすうちにようやく息子も私も復調してきたかな?と感じています。
息子の学校生活も支えて下さる先生方のおかげで順調な様です。今は運動会に向けて精一杯頑張っているみたいですョ♪
逃避行動
そもそも夏休みにどうしてそんなに叱ってしまったのか・・・ですよね。
叱りすぎた原因は、一つは息子の『逃げ癖』を目の当りにしてしまったから。
この夏は、宿題などやらなくちゃいけないけどちょっと面倒な事にすんなりと取り掛かれない特性がばっちり出てしまいました。
”どうして逃げちゃうのか?”
生活面に対する逃げなら今まで散々対応してきたつもりなのですが、最近は息子も気持ちを隠すのが上手になってきた事や、
勉強面の苦手さへの原因究明の仕方がまだ私も慣れていなくて、かなり苦戦してしまいました。
この『逃げ癖』についてはこれから長く向き合っていかなくちゃいけない事だと感じています。
実は私自身も『逃げ癖』が酷くて学生の頃は随分苦しみました。
いえ、学生時代だけでなく、就労してからも苦しんだ記憶が・・・。*1
だからこれをきっかけに、”どんな取り組み方が一番自分にとってやりやすいのか?”を考えていってもらえればいいなと思っています。
でもまぁそれもこれもまずは運動を通じてすぐにしんどがる体をねばれる体へと楽しみながら一緒に変えていければいいな、なんて考え中です。
私、輝けなくてもいい。
もう一つの叱りすぎた原因ですが、それは私自身の事。
この夏は自分の友人たちの活躍を目の当りにする機会がありました。それがダメだったんでしょうね・・・自分も自分自身が誇れる何かをしたくなってしまったのだと思います。
ずっとずっと以前、今から5年程前のまだ息子が2歳過ぎの頃。
メインブログで↓愛着を考えた事がありました。
let-me-pick-you-up.hatenablog.com
『とりあえず向こう10年程は私自身の事については何も望まない、子どもが無事成長してくれるなら本望である』
とこの時言い切ったハズなのに7年で挫折・・・してしまいました、私(笑)
カッコ悪すぎます(^^;)
どうしてこうした感情が吹き出ちゃったのかといえば、心のどこかで次の様な思いがずっとあったんだと思うんです。
”今の自分は本当の自分ではなく、本来は優しい母でも聖母でもない。今は私自身のやりたい事を息子の為に我慢しているだけで、いつかこの子の事が落ち着いたら本来の自分を解放してやりたい”
きっとこうした気持ちをずっと心のどこかで抱えていたんだと思うんです。それが今年に入って息子の不登校も先生方のお力添えのおかげで解消し、自分自身少し落ち着いた様に感じてしまったのでしょう。
ですから今になってこれまでの思いが噴き出してしまったのかな、と。
****************
で、いざ
「じゃあ7年前に歩みを止めた自分自身の時間を解放しよう!」
と試みてみた訳ですが、
”どうなんだろう?・・・なんか違うかも?”
というのが正直な感想です。
解放しようにも、『自分自身がやりたかった事って何だろう・・・』と空しくなるばかりでした(笑)
美容かな・・・?
ファッションかな・・・?
ニュース三昧の日々かなぁ・・・?
古典文学とか読書かなぁ・・・?
う・・・ん・・・・・・
こうして改めて考えても別にどれも我慢していない気がします。
よくよく考えると”自分磨きをしたい!自分自身が輝きたい!”、という思いよりも単に身動きがとれない毎日の連続が苦しかっただけなのかもしれません。
もしくは夫や息子が自分たちの能力を発揮していく様子が羨ましかったのかもしれません。(本人たちが辛い努力を重ねた結果なのにね。)
”子どもや夫の為に自分が我慢すればいい”
という思いと
”誰かのサポート役ばかりでつまらない”
こんな思いの狭間で私はこの7年間生きてきたのかもしれません。
超絶かっこ悪いですね、この7年間の私。
こんな葛藤に気付かないフリをしていただなんて。
これじゃ単なる偽善者だ・・・、そう気付きました。
こんな自己犠牲の様な思いで他人に向き合うならやめた方がいい、相手にも失礼な気がします。
****************
子どもの話がつまらないなら正直につまらないと伝える努力をしなかったのは私ですし、話の面白い部分をうまく拾って話を繋げていくスキルを鍛えなかったのも私。
夫が子どもの世話を丸投げしてもそれを許したのも私だし、自分の時間が欲しい事を訴えなかったのも私。
結局私も『逃避行動』のオンパレードだった事に気付いたのでした。
輝きを増す相手を心の底から応援し、支える事だって大切な事のはずです。
ここでもう一度自分の在り方を考えてみようと思っています。月だって太陽に照らされれば太陽とはまた違った美しい輝きを放ちますもんね(^^♪
それにしたって大人の私でもまだ乗り越えられない『逃げ癖』なのですから、まだ7歳の息子はその苦しさに気付いたばかりでしょう。
2人でうまく乗り越えていけたらいいなぁと思います。
共に育み合う関係へ
そうそう、子どもを産む前に持っていた価値観や常識、自分が好きだった事などはいつしか自然と淘汰されていくものなのかも?しれませんね。
そうなれば、息子の存在によって無理に選んできた事ばかりではなく、
今ある自分は他でもない自分の意思で選んできた道なんだと改めて思いました。
もちろん音楽や読書など、変わらず好きな事ももちろんありました。
でもそれ以外の事って・・・。
きっと気付かないうちに自ら手放してきたのだと思います。
それに気付くとなんだか馬鹿馬鹿しくなりました。
息子に「あなたのせいにしてごめん!」、と思った瞬間でした。
(まぁ、ただあまり自分を押し殺して我慢ばかり続けるとこうして大爆発を起こしてしまいますので、定期的に自分を見つめなおす時間を持つと良いかもしれませんね。)
こうして子どもに育てられ、鍛えていただく毎日(^^;)
いつでも自分の学びが目の前に準備されているのですから、子どもを育てるっていうよりも共に育み合う共育関係なのかなぁと思ったりするのでした。
伸びた部分のご報告
悪い事ばかりのご報告も切ないので、少しだけ息子の成長を記録させていただきますと、
先ほどご紹介した2歳の記事の頃は積極的にはしつけを行えない状態でしたが、7歳を過ぎた今では自他の区別がつき周囲と自分を見比べられる力がぐんと伸び始めまして、最近は躾や相手の立場にたった諭し方が出来る様になってきました。
それと会話力がこの半年で随分伸びました。きっと学校で鍛えていただいているのでしょう。
今は本当にありがたい環境に居させていただいております(*^^*)
※原始反射のお話しをしなくちゃと思っているのですが、その前に脳波やてんかんについての話と妖怪一家の話と嫉妬ミッションなどについて少し備忘録程度にまとめさせていただこうと思っています。
*1:結局私の場合は緻密なスケジュールを自分で立てて実行していく事が一番ストレスがかからない方法だと仕事を通じて学んでいきました。息子にも自分に合う方法がどれなのかを試行錯誤を繰り返しながら身につけてもらいたいなと切に願います。